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奈良姓が初めて世間に知られたのは?Ⅱ

 いつもこのブログをご覧いただき、誠に有難うございます。

 ウクライナ戦争は、ロシアが破滅して、プーチンが降参するまで、多分続くのでしょうね?

もはやウクライナ地域の局地戦ではなく、既に第三次世界大戦に突入しているように思える

からです。つまりもう既に、全世界を挙げての総力戦になっている、と言う意味ですね、、。

とすれば、ロシアがかつての大日本帝国のように、無条件降伏をするまでは、残念ながら

戦争は終わらないのだろう、と思われるのですよ。

 

 さて本題の方で、今年のNHK大河は鎌倉殿なので、この辺りを中心に掘り下げて行きます。

前回は、平安末期の保元物語で初めて、奈良姓が世間に紹介されたことを説明させて頂き

ました。ではその後の奈良姓の子孫達も、いろいろ紹介されているのでしょうか? 

と申しますのも、武士の世 鎌倉幕府の成立には、その後の平治の乱、源平合戦(治承・寿永の乱)、承久の乱を経てようやく、体制が確立しているからなんです。

つまり琵琶法師の語りで言えば、平治物語から平家物語・源平盛衰記、そして承久記です。

これらの物語に、初代奈良三郎高長の子孫達が登場しているのかどうか?は、子孫としては

非常に気になる所なんです。

もし登場していれば、武士の世 鎌倉幕府の成立に、奈良姓の子孫達も貢献していたことが、

判るのですよ。我々奈良姓の子孫としては、多分、誇らしく感じられるハズですよね?

 

 と言う訳で、1159年12月に起きた平治の乱を描いた、平治物語から見てみましょうね。

平治の乱も保元の乱と同様に、宮廷内紛争に源氏・平氏の武士団が結び付いた内乱でした。

しかし平治の乱では、源氏と平氏の棟梁同士の対決となってしまい、源氏側が敗れてしまい、

棟梁である源義朝・源義平(悪源太)父子が殺されてしまうのです。とすると、琵琶法師の語りの

内容としては悲劇ですわね。ですから平治物語では、奈良氏を含む成田氏一族は登場しないのですよ。

だとすると、遂に平家打倒を果たした、クライマックスとしての平家物語では登場しているのか??

と言えば、こちらでも登場が無いのですよ。武蔵国の無粋な田舎武士団は、華麗なる平家物語には

不要であったようです。しかし陰謀渦巻く?「鎌倉殿の13人」には入っていなくとも、成田氏一族は、

鎌倉御家人として、目立たない場面で、実はずっと活躍し続けて来ていたのでした。

 

 どうしてそんな事が判るのか?、と言うと、平家滅亡後の1189年に起こった、源頼朝による奥州合戦や、

鎌倉幕府成立の総仕上げを飾る、1221年の承久の乱の方で、奈良姓を含む多くの成田氏一族の名が、文献に

見られるからなのです。 源義経や奥州藤原氏を打ち滅ぼした、あの奥州合戦ですわね。また、あの尼将軍、

北条政子による大演説で?、鎌倉御家人達が奮起・決起して、京の後鳥羽上皇の朝廷軍を打ち破ったとされる、

あの承久の乱ですわね。 そうか!、では最後の承久記の演目場面で、成田氏一族は遂に登場するのだな?、

と期待しますと、実は承久記の中でも、成田氏一族の名前は全然登場しないのでした、、。承久記の中で、

鎌倉方の武蔵国代表として登場するのは、武蔵の守北条泰時(執権北条義時の嫡男)だけなのですよ、、残念!

え?、じゃあどこで、奈良氏や成田氏一族の名前が出て来るのか?、と申しますと、琵琶法師の平曲演目として、

ではなくて、何と、鎌倉幕府の公式記録文書である「吾妻鏡」の中での登場!、だったのです。

 

 で、今回の掲載図は、文治5年(1189年)源頼朝奥州征伐の図の浮世絵なのですが、1185年の壇ノ浦の合戦で、

平家を滅ぼした源頼朝は、次のターゲットとして、目の上のたんこぶである、源義経と奥州藤原氏に狙いを定め、

文治5年の夏、遂に奥州に侵攻し、義経と奥州藤原氏を滅ぼしたのでした。(まるでプーチンみたいですわね?)

これで坂東地域だけではなく、日本の半分、東日本全域が鎌倉に統一された訳です。そして戦に勝った頼朝軍の

御家人の一部は、戦功を挙げたということで、琵琶法師の平曲の演目にも登場し、掲載図のような武者絵のモデル

にもなったのでした。浮世絵の武者絵には、ちゃんと武士の名前が入り、その絵が売れることにより、武士の名も

全国各地に広まって行くのですよ。まさに武士の誉ですわね。

しかしですねえ、奥州合戦で戦ったのは、このようなスター御家人だけではないのですよ。

地味で無名な存在ながら、立派に戦功を挙げ、頼朝から恩賞を得ている武士だっているのです。そんな目立たない

武士達の名前も、鎌倉幕府の公式文書である吾妻鏡は、ちゃんときちんと、記録しているのですよ。

さてそれでは、「吾妻鏡」の記録の中で、どのような場面で、奈良氏、成田氏の一族が、登場・活躍している?

のでしょうかね?(次回へ)