AI眼底診断、国や学会の動きとは?Ⅳ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に有難う

ございます。令和スタートで、マスコミは騒々しいですが、街は、連休谷間で静かです。

 

 さて、平成も終わり、令和も始まりましたので、このブログテーマも、そろそろ終了する

ことにしましょうかね? 今回のブログテーマで私は、AI眼底診断の開発を巡り、現在の眼底

カメラ検査や眼底カメラそのものの、置かれている危機的状況についてご紹介し、進行して

いる眼底診断AI開発が、自撮り撮影による無人自動眼底検査システムと合体することにより、新たな眼底検査の流れを作り出すことが出来るかも?、という提案をさせて頂きました。

この無人自動眼底検査システムが、人間ドック施設以外にも広く普及して行けば、多くの国民

が、眼底検査を受診出来るようになるので、日本人眼底画像のビックデータの収集も可能に

なり、AIによる新たな疾患や傾向性の発見にも、つながって行くハズである、と言う近未来の

「夢?」についても、ご説明させて頂きました。

でも中国では既に、AIを活用した無人クリニック・薬局だって、現れて来ているではありませんか!

ですから無人自動眼底検査システムを開発したら、スポンサーである、ソフトバンクグループが、

大量に買ってくれるかも知れませんのですよ。

ですから、眼底カメラシステムの無人自動化は、必ず実現されるべきだと、私は確信します。

 

しかし一方、AI眼底診断の開発においては、民間研究機関だけではなく、国の機関も眼科学会と

共同で、データ収集やAI開発に乗り出して来ておりまして、それに対する細かい疑問点についても、

前回いくつかご紹介させて頂きました。

ですが実は、国の研究機関や公的眼科学会が先頭に立って進めている眼底画像ビックデータの収集や、

眼底AI開発を進めることについては、実はもっと大きな問題点が潜んでいるのではないか?と、

私には思えるのです。

ですから、そのあたりの問題点を少し列挙させて頂いて、このブログテーマでの、主張のまとめと

させて頂ければ、と思う次第です。

 

① 元来眼底検査は、眼科疾患発見のためだけの検査ではなく、総合疾患診断のための検査であったハズ。

  よって、眼底診断AIの研究開発においては、眼科学会だけではなく、人間ドック学会や、糖尿病学会、

  高血圧学会、動脈硬化学会など、眼底検査関連学会の意見も集合して、研究開発されるべきであろう。

  その協合・協調のためにこそ、国の機関である医療ビックデータ研究センターは、活動すべきである。

  

② 国の機関や学会が開発したAIと言うだけで、既に正しい診断であるハズとの権威付けが、勝手になされて

  しまうだろう。患者だけではなく末端の医師も、このAIの診断に、引きずられてしまう可能性がある。

  しかし例えば、学会認定の教師データは、本当に正しいのか? 判定間違いも、あるのではないか? 

  将来的には、間違いを発見される可能性もあるのではないか? いわんやその教師データを元にした

  AI診断結果をや、である。だとすれば、国や学会認定の診断AIと言えども、民間製の診断AIと、さほど

  大きな違いは無いのではないか? 所詮AIは、完成のない、永遠の開発途上なのではないのか?

 

③ 国の機関や学会が、眼底画像等の医療ビックデータを収集、保管、管理することになると、一般研究者が

  支払うビックデータ利用の料金は、べらぼうな金額になる恐れがある。何故ならデータ管理コストも、

  確かに発生はするが、同時に巨大な規制利権も発生するからである。国民から預かった個人情報である

  医療ビックデータから、中央官僚がやりそうな、不当な不労所得生成体制を生み出すべきではない。

  刑務所内の売店の、受刑者用ティッシュの販売価格のようになってはいけないのである。

 

                                          以上、了。