眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に有難うございます。
本日は曇り空ですが、雨が落ちて来そうな天候です。でももう、寒くはありませんねえ。
上の図は、国の関連機関である医療ビックデータ研究センターが、自身の業績発表として、日本眼科学会と共同で、
眼底画像を用いた緑内障AI診断研究で、ディープラーニングを行った際の模式図なんですが、まあ佐賀大学眼科と、
オプティムさんの緑内障診断研究の、焼き直し発表ですわね? 日本眼科学会の先生方、これ、ご存知無かったの
ですかねえ? まあそれで日本眼科学会の先生方は、この研究成果に味をしめて?、全国20大学の眼科に対して、
眼底画像の眼疾患別の教師付きデータの募集収集を、昨年から来年3月までの期間で、急きょ開始したのでした。
(※「次世代眼科医療を目指す、ICT/人工知能を活用した画像等データベースの基盤構築」日本眼科学会より、)
もちろん眼底画像による診断AIの研究開発のためです。対象疾患は、緑内障の他、加齢黄斑変性や網膜血管閉塞症、
黄斑上膜、黄斑円孔、糖尿病網膜症、中心性漿液性脈絡網膜症、などだそうでして、これらの眼疾患の眼底診断AIの
開発を目指すのだそうです。本来の医療ビックデータ研究センターの目的である、眼底画像のデータベース基盤の
構築と言うよりは、ホントは眼底診断AI作成の方に、むしろ主眼があるように見えますわね。
こりゃ、提携20大学以外の大学研究機関や、各医療機関、各企業などとも、AI開発において、競合するようにも
見えますわねえ、、、?
更には、循環器関連の対象疾患は、網膜血管閉塞症しか無いので、仮にこの眼底診断AIが完成したとしましても、
従来の人間ドック眼底読影判定基準とは異なるので、内科・健診分野の眼底検査で、受け入れられるかどうかは、
かなり微妙であるように思えますよね。
でもそうなりますと、この日本眼科学会製の眼底診断AIですが、内科・健診施設では採用して貰えない事になります。
一体どこで活用されるおつもりなのでしょうか? 眼科で、ですか? 冗談じゃありませんよ。以前もご説明させて
頂きましたが、健診で眼科を受診する人などは、いないのです。眼に異常を覚えて、初めて眼科を受診するんです。
するとこのAIは、眼科医の確定診断のために利用されるのですかね? でもホントは、スクリーニング診断のため
のAIなんじゃあないんですか?
更に、現在の眼科施設には、検査機器としての眼底カメラが無くなりつつありますよね? 眼底検査は、OCT装置に
置き換わって来ているんです。眼科に眼底カメラが無いのに、眼底写真用の眼底診断AIが必要なのでしょうかね?
むしろ眼科にとって本当に必要なのは、OCT画像用の診断AIの方、なのではないでしょうかねえ?
また、現在の眼科にある眼底カメラは、ほとんどが50度画角なんです。蛍光眼底撮影が可能な眼科専用眼底カメラ
だからなんです。ところが最近は、OCT装置の方でも、薬剤不要の蛍光眼底撮影が可能になったので、眼科用の
眼底カメラが、不要になりつつあるのです。だって、OCT装置の方が、蛍光薬剤によるショックの危険性が無いので、
患者にとっても好都合だからなんです。で一方、内科・健診施設に広く普及している従来型眼底カメラは?と言うと、
45度画角なのです。僅か5度の違いではあるんですが、日本眼科学会が現在収集している教師付き眼底画像データは、
50度画角なハズですわね?(もしかすると一部にはまだ、60度画角もあるかも知れませんが、、。)
で、この50度画角眼底画像教師データを元にした眼底診断AIは、果たして、内科・健診施設の45度画角眼底写真をも、
正しく読影することが出来るのでしょうか?、という疑問が、出て来てしまうのです。
更にしかもまだまだ、問題点は有りそうなのですがねえ、、、(次回へ)

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