AI眼底画像診断、今年の動向は?

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご訪問頂き、誠に有難う

ございます。来週には、早くも桜が開花予定とのことですが、ホントに咲くのでしょうかね?

 

そろそろ、春の健診シーズンが始まりますが、眼底カメラレンタルのご要望の方は、いかがで

しょうか? 今年もやはり、あまり期待は出来ませんですかねえ、、、。

 

ところで一方、AIによる眼底画像診断開発の動きは、今年も活況を呈しているようです。特に

ウチのレンタル機でもある、トプコン社のTRC-NW400が、AI眼底画像診断システムとして、

注目されているのですよ。以前のブログでもご紹介させて頂きましたが、昨年の4月に、米国の

IDx社が、糖尿病網膜症のAI眼底画像診断システムとして初めて、FDA認可を取得しました。

このAI眼底診断システム「IDx-Dr」に使用される 眼底カメラが、TRC-NW400だった訳です。

先日、NHK教育のテレビ番組「人間って何だ?超AI入門」でも紹介されましたよね。まあこの

番組では、前回のブログテーマでご紹介した、イスラエルの視覚補助器具:OrCam My Eye 2も、

何故か紹介されていましたけれどね。オトングラスじゃあなかったですわねえ、、。で番組では、

NW400での眼底撮影方法を紹介してから、米国IDx社のCEO兼大学教授が、色々と説明をして

おりました。NW400の眼底撮影画像から、あっという間に、且つ非常に高い精度で、糖尿病の診断を

下してくれるのです。糖尿病内科医にとっては、夢の検査システムの完成なのでしょうね。

それで、昨年の11月に、トプコンとIDx社の業務提携が発表されたのでした。まあでも、全面提携?

という訳ではなく、プレス発表文をよく読みますと、あくまでも糖尿病網膜症診断に限定した業務提携

なのですね。それもほぼ米国内だけでの販売提携ですわね。つまり、米国内でIDx社が、IDx-DRを

販売する際は、トプコンのTRC-NW400を一緒に販売する、という契約内容です。でも、但し書きも

ありまして「画角55度未満のフルオート眼底カメラに限る。」となっています。これ、何のことか

少し判りずらいかも知れませんが、IDx社は多分、様々な眼底カメラの画像もAI診断が可能になることを

目指しているのでしょうね。ですから、通常の画角の無散瞳眼底カメラの場合は、トプコンを販売するが、

という意味でしょうね。じゃあ、通常の画角ではない眼底カメラは?、となりますと、その場合には、

IDx社は、別のメーカーの眼底カメラを販売しますよ、という意味になります。それは何か?と申しますと

多分、超広角(200度)眼底カメラOptosでしょうね。少し以前に、日本のニコンが買収した眼底カメラの

メーカーです。通常の画角の眼底カメラに取って代わり、健診市場にも参入することを狙っています。

(※OCTが勝つのか、Optosが勝つのか?、あるいは健診の眼底撮影自体が消滅して行くのか?、、、)

まあ金額も通常の眼底カメラの数倍と高いので、すぐに普及することはないでしょうから、それまでの間は

トプコンを販売する、と言う意味ですね。ですから対抗上トプコンとしても、糖尿病網膜症以外を対象とする

AI眼底画像診断システム(緑内障とか黄斑変性とか)については、IDx社以外の他社と連携して行きますよと、

宣言している訳なのです。まあもっとも、トプコンはトプコンで、OCT装置でもAI研究やっていますしねえ。

まあそれでも、世界初認可のAI眼底画像診断システムである「IDx-DR」が売れる分、トプコンも売れる訳

ですから、TRC-NW400は、世界の健診現場で、注目の眼底カメラになった、と言うことなのでした。

米国内でのことなんですけれどね、日本国内では、別途薬機承認を受けないと、IDx-DRを利用することは

出来ないハズなのですが、実際はどうなのでしょうかねえ? TRC-NW400は、既に国内にたくさん納入

されていますけどねえ。データのやり取りなどは、今やボーダーレスな時代ですよねえ、、、。

利用したい健診医・糖尿病専門医は、たくさんいるハズなんですが、、、。(次回へ)