眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、
誠に有難うございます。本日三連休初日は、おだやかに始まりましたですね。
でまた、Aビットカッターの登場ですね。怖いですねえ! って、以前のブログ
では、術中に、ラプチャ-とかAビットという言葉を聞いたとしても、怖がる
必要は無いのだ、眼内レンズ移植も大丈夫!、というようなお話しでしたよねえ?
やっぱりホントは、怖い事態なのでしょうかね? いえいえ、そんなことはないの
ですが、ごく稀に、怖い事態に発展してしまう可能性も、無いとは言えないのです。
前回のブログでは、比較的よくある白内障術後のトラブルとして、後発白内障の発症例を
ご紹介したのですが、YAGレーザー装置による処置により、比較的簡単に、視力を回復
することが出来るのでした。と、書きますと、YAGレーザーによって、完璧に良く見える
ようになる?、と思われるかも知れませんが、それも誤解でして、YAGレーザーは単に、
濁った後嚢の膜をパルスレーザー光で、破っているだけなもので、以前の手術した後の
見え方に戻しているだけなのです。更にYAGレーザーの破砕の性質上、濁った膜の破片が
眼内に飛散することによって「飛蚊症」を引き起こす可能性だってある訳で、後発白内障
と言えども、簡単に考えてはいけない訳なのです。 ※これもクレームの対象になるか?
で、以前の回で、Aビットカッターの写真が登場した際は、適切な処置をすれば、手術の
時間は長くはなるが、眼内レンズも入れられるので、心配することはない! というような
お話しをさせて頂きました。しかしそれでも、確率的には非常に低いとは言え、重大事故が
発生する可能性もあるので、そのようなある種、最悪の事態などについても、最後に少し、
お伝えしようと思います。今回は、最悪なケースに限って、ご説明してみたいと思います。
ひとつは、以前もちらっとお伝えした、細菌感染による術後眼内炎です。最近の調査によると、
発生確率は、0.05%ぐらい、とのことです。症状としては、術後数日~2週間ぐらいして、
突然の眼痛!が起きて、前房畜膿やフィブリンの析出が見られ、急速な視力低下も起ります。
検査の結果、術後眼内炎と判明し、抗生剤の投与が行われますが効果はなく、ERG検査でも
網膜反応が鈍く、慌てて緊急硝子体手術が行われますが、最悪の場合、失明に至ります。
もうひとつは、術中破嚢してAビットを使用した患者さんで、網膜剥離を発症したケースです。
術後数日しての診察の際、硝子体出血や硝子体混濁が見られ、急遽緊急硝子体手術が行われ
ますが、その際に網膜剥離が発見され、患者さんは、視野欠損(身障者手帳)に至ります。
とまあ実際はほとんどないとは言え、このような最悪のケースも、可能性としてはあるのだ、
ということを、たとえ白内障手術であっても、知って置く必要は、あるのです。(了)

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