眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に
有難うございます。いよいよ12月に突入しましたが、何故か暖かい日が続いており
ますねえ。体調管理にはお気を付け下さい。
さて白内障手術が、加齢により、誰もが受ける手術になって、安全性が向上するよう
になると、逆に術後のクレームの方も、どんどん増えて来た、と言うようなお話しを
して参りました。期待と現実の間のギャップから?、なんでしょうかねえ?
もちろん手術ですから、確率は低いとは言え、手術の失敗もあるのです。まあ先生は、
失敗したとは、絶対言えないでしょうけどね、、、。
で、術者にとって、現在一番怖いのは、術中術後後の感染でしょうかね? 失明の恐れ
もありますし、術者側の過失を指摘されて、訴訟を起こされる可能性だってあるんです
からね。厄介なことに、感染は、手術直後や翌日の診察では判らないんですよね。何日
か経ってから、突然発症するんですね。抗生剤も効かなかったりしまして、、、。
でも昔は、術中術後の感染に対する意識は、低いものでしたね。大体が、超音波白内障
ハンドピースが、1本しか無い!もので、複数患者で使い回ししていましたからねえ、、。
集団予防接種で、同じ注射器を使い回していたのと同じでした。今考えますと、よくあれで、
院内感染が起きなかった?ものだと、逆に感心してしまいます。その後、やはりこれはマズイ
だろう、と言うことで、USチップとスリーブだけは交換するようになって、更に現在では、よう
やく多くの施設で、ハンドピースセット全部を、症例ごとに滅菌交換するようになりましたよね。
ある特殊な施設だけのお話し?、ではありませんよね。そういう時代だったんです、ご容赦下さい。
で、感染は、術中感染だけではありませんで、術後感染も注意しなければなりません。
手術翌日には、眼帯も取ってしまいますので、手で眼を触ってしまい、感染してしまう危険性
だってある訳です。そこで最近は、多くの施設で、写真のような、術後保護眼鏡(メオガード)を
掛けさせるようになって来ています。※メーカー:名古屋眼鏡、金額は¥3,000-ぐらいです。
夜寝る時も掛けるんですよね。無意識で、術後の眼を触ってしまうのを防ぐためです。
昔はよく、石川式ギッターと呼ばれた、黒い網状の両眼保護帯が、術後に使用されていましたね。
で、この術後保護眼鏡なんですが、実は術後感染を防ぐだけが効用ではないのです。
前回のブログでご紹介した、白内障手術後のいくつかのクレームへの対策としても有効なのでした。
例えば、よくあるクレームのひとつに「術後まぶしくて、眼がしょぼしょぼする!」と言う訴えが
あるんですが、結構進行した白内障であった場合が多いようですが、長年に渡る、暗くてぼやけた
環境から、いきなり突然、クリアな眼内レンズ移植によって、100%の光が入るようになったのです
から、まぶしくなって当然なんです。でも患者さんにとっては、突然ものすごくまぶしい状況になって
しまったのですから、仕方ないでは済まされないのですよ。クレームは、至極当然の訴えなんです。
まあ時間の経過で、眼は慣れて来るんですけれど、それまでの間、苦痛を和らげなければなりません。
この時役に立つのが、術後保護眼鏡なんです。そのレンズが、有害なUV紫外光をカットするのは当然
なんですが、薄く茶色に着色されていることによって、まぶしさの原因になるブルーライトも、ある
程度カットされますので、まぶしさを防ぐことが出来るのです。更にこのレンズ着色によって、別な
クレームである、「手術後は、全体が青っぽく見えるようになった。」という訴えも、改善することが
出来ます。この訴えのおかげで、昔の眼内レンズは、透明なクリアーレンズばかりだったのですが、
最近は同じ目的で、黄色に着色されたイエロー眼内レンズが主流になって来ていますね。
更に更には、術後保護眼鏡って、術後1ヶ月ぐらいでお役御免になってしまうんですが、何とその後は、
花粉症対策メガネとしても活用することが出来るんです。メガネの隙間が、フードで覆われているから
なんですね。と言う訳で、白内障術後眼鏡は、白内障手術患者にとって、かなりのスグレモノなんです。
術後のクレームの話しをしておりましたら、何故か「メオガード」の宣伝になってしまいましたねえ。
(次回へ)

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