老眼と白内障について、

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に

有難うございます。ここのところ、天気の良い日が多いので、気持ちがいいですね。

 

 前回のお話しの中で、健診の中で、加齢による老眼と白内障の簡易チェック等も、

加えてみてはいかがか?、と言うようなお話をさせて頂きましたので、老眼と白内障について、もう少し追加させて頂ければと思います。老眼は、教科書的表現では、

「老視」って言うのですが、まあここでは老眼で良いでしょうね。

 

この図は、日本眼科医会が、老眼になるしくみについて説明している図なのですが、

あまり良い説明文とは言えませんねえ。ピントが合わなくなる説明としては、良いと

思うのですが、水晶体が厚くならないため、などと言われても、何のことか良く判り

ませんですよねえ。実際には、水晶体(レンズ)の周りには、毛様体と呼ばれる筋肉

が、ぐるっと付いていまして、こいつが伸び縮みすることによって、水晶体を薄く

したり厚くしたりして、ピントを調節している訳なんですが、この薄くしたり厚く

したりする力のことを調節力と言います。つまり調節力とは、筋力のことなんですよね。

(※ホントは、レンズ度数のことなんですけど、便宜的にです。)

で、加齢によって、筋力が衰えて来て、調節力も低下して来る訳で、老眼状態になる

と言うことです。遠くは良く見えても、近くにピントが合わせられなくなるのですね。

まあ老眼は、加齢による生理現象ですから、病気ではないので、あまり気にする必要も

無いのですが、眼科医会の図にもありますように、近くを見るためには、凸レンズ(老眼鏡)

を作らなければならなくなるんですよね。これがあるので、健診の際に、老眼が来ているみたい

ですよと、指摘して差し上げることは重要なのです。だって、受診者本人が気づいていないことが

多いですからねえ。老眼って、何と40歳過ぎ頃から、始まるんですよね。でも40代って、

まだ若いとご本人自身は思っていますので、意識との間にギャップがあるんです。ですから、

健診などで指摘して差し上げると、びっくりされると同時に、感謝されることになる訳なんです。

また、健診の際は、老眼の指摘だけではなく、判定を要眼科再検査にすることも大事です。

老眼の指摘だけですと、受診者は、一足飛びにメガネ屋に行ってしまうのですね。すると、

充分な検査がなされず、単に老眼鏡か、遠近両用メガネを作るだけになってしまうのです。

やはり、正しい眼鏡を作るためには、正しい検査が必要ですし、最近の老眼では、眼鏡

だけではなく、コンタクトレンズもあるんですよ。また、ルテインなどのサプリメント類も、

実は色々存在するんです。(このあたり、眼科医により、対応は異なりますけどね。)

でもメガネ屋だけじゃあ、そのあたりの情報は、得られませんのですよ。

ですから、眼科医とのチャンネルを作るためにも、老眼の疑いの場合は、是非とも眼科を

受診するように、背中を押して頂ければと、思います。

だってこの受診者、その内次は白内障がやって来るのですからね。(次回へ)