そろそろ新しい眼底カメラは?Ⅸ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご訪問頂き、誠に

有難うございます。本日は、久しぶりに良い天気で、気温も暖かいですね。

 

 確かここのところ、ニデックさんの巻だったハズなんですが、今回の写真は、何故か

トプコンさんのOCT装置Maestroですね。この装置、ウチのレンタル眼底カメラである

NW400と、うりふたつなんですね。何故なら、同じ開発ラインの製品だからなんです。

と言うことは、前回までのニデックさんのOCTや眼底カメラと、同じ開発経緯であると

言えそうです。で、トプコン社のMaestroには、既に眼底カメラNW400が、内蔵され

ているんですね。つまり前回ご紹介した、ニデックさんのレチナスキャンDuoと、同じ

機能だということなんです。そしてOCT開発メーカー各社は、眼底カメラの次の形態へ

として、OCTと眼底カメラの合体機を、ドック・健診市場へ普及させようと、試みている

らしいのでした。(キヤノンさんは、まだ乗っかっていませんけど、、、。)

つまりドック健診市場で、OCT装置をポスト眼底カメラ?にしようとする試みなのです。

(2次元眼底画像診断から、3次元眼底画像診断への発展の流れ?)

ですから、新しい眼底カメラは?、ということで、眼底カメラ付きのOCT装置(3次元

光干渉断層計)をも、このブログでも取り上げている訳なのでした。

その意味で、新しい健診用眼底カメラとは、トプコン、ツァイス、ニデックさんにとって

は、「OCT・眼底カメラの合体機」であったのでした。

 

 実は眼科市場においては、SD-OCT装置は、そろそろ飽和市場になって来ているんですね。

※SS-OCTの方は、まだこれからなのですが、、。(※OCTの第二、第三世代の事です。)

でも、ドック・健診市場は、眼科市場の何倍も大きく、OCTは、まだ未開拓市場な訳なんです。

そこでこの健診巨大市場?に、SD-OCT装置の方を普及させよう、という魂胆?なのですね。

しかしながら、現在までのところ、OCTメーカーによるこの試みは、成功しているようには

見えない状況です。ドック健診市場には、OCTは売れていないのですよ。眼底撮影の文化?は、

既にあるんですけどねえ。また眼科では、OCTへの置き換えが、一気に進んだんですけどねえ、。

何故、トプコンさん、ツァイスさん、ニデックさんらの思惑通りに、売れていないのでしょうか?

この理由は、ドック健診市場に、どうして眼底カメラが普及したのか?、という理由が判れば、

理解出来ると思います。

 

 眼科用眼底カメラは、眼科疾患を見つけるのに便利なので、眼科に広く普及しました。そして、

健診用眼底カメラは、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病(内科疾患)を見つけるのに便利 

なので、ドック健診施設に、広く普及したのですよ。決して、緑内障や黄斑変性症を見つけるために

普及した訳ではありません。あくまでターゲットは、内科疾患なのです。だって、健診医師の多くは、

内科医師なんですからね。内科的疾患に、一番の関心があるのですよ。内科疾患を見つける検査装置

だからこそ、40年前に健診用眼底カメラは、ドック・健診施設に、広く普及したのでした。

つまり逆に言えば、緑内障や加齢黄斑変性の早期発見を、いくらアピールしても、健診医の興味を

そそることはない、と言うことなのです。内科疾患ではなく、眼科疾患ですからねえ、、、。

正直申し上げて、健診医(内科医)と眼科医の関係は、かなり疎遠な関係であることが一般的です。

※まあでも、一部の糖尿病専門内科医は、眼科医とチャンネルがある場合がありますけどね。

ですから、実際現場では、眼底写真の読影を、眼科医に依頼が出来なくて、健診医自身が読影している

という訳なんです。交流がないのですね。まあ、このような背景があるので、AIによる眼底画像診断の

可能性が、今後、出て来ている訳でもあるんですけどね。

さてそうなりますと、新しい眼底カメラ?としての健診用OCT装置は、普及の可能性は低いのでしょう

かね?

また更に、健診現場での新しい眼底カメラとは、本当はどのような機能が求められて行くのでしょうか?

(次回へ)