眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に有難う
ございます。本日は、久しぶりの秋晴れですので、気持ちが良いです。
さて前回より、ニデックさんの眼底カメラのモデルチェンジの変遷について、見て参り
ました。ニデックさんの画期的オート撮影眼底カメラは、実はOCT装置(3次元光干渉
断層計)の開発過程の中で、出来上がったものであった、というお話しでした。
決して、健診用の素晴らしい眼底カメラを作ろうとして、出来上がった訳ではなかった?
のでした。で、ここでクイズです。今回の写真は、何の装置でしょうか? 本体のボディは、前回の現行眼底カメラAFC-330とほとんど同じですよね? ではこちらも、AFC330
なのでしょうかね? 実は違うんです。こちらは、眼底カメラとOCT装置の合体機!で、RS-330という機種の写真なんです。2015年に新発売されました。ほぼ同じ形状ですね。このことからも、OCT装置と眼底カメラが、同じ開発ラインから生まれた事が、良く判る
と思います。で元々、OCT装置と眼底カメラは、別種の検査機器なんでしたよね?
マーケット市場だって、眼科と健診という形で違っていますよね。またどうしてニデックさんは、
こんな合体機を発売したのでしょうかね? どこに売れるんですかねえ?
実は、OCTの競合他社が、皆、OCTと眼底カメラの合体機を販売していたから?、なのでした。
ニデックさんの最大のライバルであるトプコンさんは、OCT装置の開発当初から、眼底カメラと
OCTは、一体のものというスタンスで、装置が作られていました。つまりトプコンさんのOCT装置
の中には必ず、眼底写真撮影機能が付随していたのでした。(※眼底画像を、2次元画像で撮るか、
3次元画像で撮るのかの違い、という意味で判りますか?)
まあ元来が、眼底カメラメーカーですしね、眼底画像には、やはりこだわりがあるのですよね。
でも、OCT装置が発売されてからしばらくの間は、眼底カメラ付きのOCT装置なんて、信念の
トプコンさん以外には、他社にはまったく存在しなかったのですよ。
ところが2013年になって、OCT装置開発の元祖である、独カールツァイス社が、突然、眼底カメラ
付きのOCT装置を新発売したのでした。これには我々、業界の人間もびっくりしたものでした。
(シラスOCTフォト モデル600と、モデル800の2機種が新発売されました。)
両者を合体させた理由が、良く判らなかったのですよ。(トプコンさんの信念に賛同したのか?)
多分、眼科市場に広くOCT装置が普及し終わって、また眼底カメラの需要も減って来ていたので、
既存の眼底カメラユーザーの買い替え市場を狙って、OCT合体機を発売したのだろう、ぐらいの
考えでした。OCTのスキャン部位を同定するために、眼底画像も一緒に撮れるのは、便利ですしね。
もちろん、ツァイスさんの販売ターゲットの方は、健診市場ではなく、眼科市場であったのです。
でも実際は、ツァイスさんのシラスOCTフォトは、眼科には、あまり売れなかったのでした。
やはり眼科では、OCTはOCT、眼底カメラは眼底カメラで、別なのだろうと思った次第なのでした。
で、それなのにそれなのに、です。2015年になって今度は、ニデックさんが、先ほどのOCT合体機
レチナスキャンDuo RS-330を、新発売したのでした。トプコンさん、ツァイスさんに続いて、
ニデックさんまでもが、売れていない?、OCT合体機の発売に踏み切ったのですよ!
このことを、いったいどう考えれば良いのでしょうかね?
と言うことで、ようやく思い当ったのが、眼科分野へではなく、健診分野へ?、だったのです。
つまり、OCT・眼底カメラ合体機は、OCT装置を健診市場へ売り込むために、考えられた製品だった
のでした。ドック・健診分野にも、OCT装置を活用してもらおうという思惑だった訳なのです。
ならば、新しい健診用眼底カメラとは、OCT装置との合体機になるのか??、 なのですが、
あれから3年、この思惑は残念ながら、まだうまく行っておりません。何故なのでしょうかねえ?
(次回へ)

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