そろそろ新しい眼底カメラは?Ⅵ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に

有難うございます。毎日どんよりの天気で、晴天秋晴れは、無いようですね。

 

 ここのところ、キヤノンさんの眼底カメラCR-2シリーズの、モデルチェンジの変遷

について、見て参りました。そしてようやく2015年4月になって、CR-2にオート撮影の機能が搭載されて、CR-2 AFの発表となった訳なのですが、それまでのキヤノン

さんに、オート撮影の技術が無かった訳ではありません。実は、今から30年近くも前に、CR-45UAFという世界最初のオートフォーカス機能付の眼底カメラを、既に発売していたんですよ。(写真)でもまあ、すぐにやめてしまったんですけどね。(当時

のAF機能が、臨床的に不十分だったからです。)※私も1~2台は販売しましたがね。

ですからキヤノンさんは、敢えてオート撮影の眼底カメラを封印していたのです。その理由は、いくら進化したと言っても臨床現場では、オート撮影の出来ない患者さんも、一定数いらっしゃるからなんです。更に、キヤノンさん開発の、2本のずれた棒を1本

に合わせるピント合わせのやり方で、現場は充分簡単であったから、なのでした。

ですから、ジョイスティック(操作桿)も復活させているんです。何のことかって?、

実はキヤノンさんには、非接触眼圧計とか眼屈折計などの検査機器もあるんですが、

それらはとうの昔に、完全フルオート測定機能になっているのですが、一時期、ジョイスティックを不要と考え、止めていた時期が あるんですね。でもその後、マニュアル

操作にも対応するために、ジョイスティックを復活させていた訳なんです。

と言う訳で、キヤノンさんは、実はいつでも、オート撮影機能を搭載することが出来た

のに、敢えてオート撮影機能を搭載しないで来たのです。敢えて、オート撮影は不要、

現状機能でも、充分簡単な操作性である、というスタンスであったのでした。

 

ところが、2013年にはCR-2 Plusに、そして2015年にはCR-2に、オート撮影機能を

搭載することになります。結果として、ニデック・トプコンに遅れての、機能搭載になって

しまった訳なのです。他社が挙って、オート撮影機に変わって行ったからでした。特にCR-2

の同機能ライバル機であった、トプコンのTRC-NW8だけではなく、NW400が、フルオート

撮影機能になったことも、オート化を、大きく後押しする原因になっていると思われますね。

 

さて、このようにして誕生した現行機CR-2 AFなのですが、次期モデルチェンジは、果たして

どのような形になるのでしょうかね?

CR-2のデビューから、もう8年が過ぎようとしておりますので、本来でしたら、そろそろ、

フルモデルチェンジの時期を迎えているように思うのですが、なかなか難しいのではないか?

と、思われますね。フルモデルチェンジするならば、新型番はCR-3でしょうけどね。

もしCR-3が出て来るとしたら、オールインワンタイプ、DG10型の復活になると思われます。

でも、キヤノンさんにとっては、これは出来ない相談なのかも知れません。だって、CR-1、

CR-2を作る際に、今後、デジタルカメラはEOSで行こうと、決めたハズなのですから、、、。

 

フルモデルチェンジは無いとすると、いったいどのようなモデルチェンジになるのでしょうか? 

多分、キヤノンさんも、フルオート撮影になるしかないか?、と言うのが私の考えです。

実は、CR-2 AFは、フルオート撮影機ではないんですね。トプコンのNW8も同様なんですが、

位置合わせ(粗動)の部分が、オートではないのです。検査技師さんが、ある程度位置合わせ

をすると、ようやく自動機構が動作を始めて、ピントが合い、シャッターを切ってくれる、

というオート機能だったのでした。それが、トプコンのNW400になって、位置合わせ動作

(アライメント)までもがオートになって、フルオート撮影が実現したのでした。

※まあ、ニデックさんの現行機AFC-330も、途中からはオートアライメントですけどね。

と言うことで、マイナーチェンジに留まるとしたら、キヤノンさんの新しい眼底カメラも、

オートアライメント(位置合わせ)機能を搭載した機種が発表されるのだろうと思われます。

そうなりますと、昔のニデックさんのように、EOSのモニターの他に、液晶タッチモニターも、

本体に取り付けますかねえ?(冗談)また型番は、CR-2 FAですかねえ? でもトプコンさん

のように、ジョイスティックは、無くさないと思いますけれどね。だって敢えて復活させている

んですからねえ。このオートアライメント化により、ニデックさん、トプコンさんに続き、

キヤノンさんの眼底カメラも、フルオート撮影機になるのであろうと思われるんですが、しかし、

本当のモデルチェンジの方向性は、果たしてどのようになるのでしょうか?(次回へ)