医療器械屋という仕事の将来についてⅩⅩ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。毎度、このブログをご訪問頂き、誠に有難う

ございます。毎日ひどい暑さですので、皆様には、暑中お見舞いを申し上げます。

 

さて、医療器械屋の仕事は、今後どのようになって行くのでしょうか? まあ、医療器械屋

不要論のように、業態そのものが無くなってしまうことは無いと思われるのですが、、、。

やはりネット販売が隆盛になりますかね? 現在は薬機法で、販売業者が守られている側面も

ありますけれどね。また、メーカーと医療器械屋業界間でも、EDI化(電子受発注データ管理)などが、進行しつつありますけれど。(もはや、かなり遅い気もしますけれどねえ、、、。)

昔はひとつの業態であった医療器械屋が、現在では、備品類等の専門機器を扱う専門業者と、

SPD業務などとセットになった、医療消耗品納入が中心の、総合業者に分化して来ています。

専門業者の方は、扱い専門機器の市場盛衰によって経営が左右されますので、比較的判り易い

のですが、総合業者(物流業者)の方は、果たして今後、どうなって行くのでしょうかね?

実は同じように医療器械屋と呼ばれていても、専門業者と総合業者では、病院内での業務内容

は、かなり違っています。専門業者の日常業務は、器械の持ち込み・貸し出し、立ち会い業務

が中心です。これに対し総合業者は、受注配送業務と預託在庫管理業務などが、日常の中心に

なります。こう見ますと総合業者の方は、医療器械屋というよりは、誰でも出来そうな業務が

主体であるように思えます。こんな日常業務内容であれば、総合業者は不要かも知れませんね。

とすると、総合業者は、企業や組織としては、終焉を迎えようとしているのかも知れません。

では会社や組織が、もうダメだとすると、そこに所属する個人は、いったいどうすれば良いの

でしょうか?会社と一緒に、沈没するしかないのでしょうか? それとも何か、生き残るすべ

があるのでしょうかね?

 

実は、個人でも、これを実践すれば、会社より輝けるようになる、という方法があるのです。

それは、毎日の器具の運搬・配送という日常業務の中に、隠れているのです。え?配送?と、

皆さんは怪訝に思われるかも知れませんが、実際には、総合業者の担当者(営業マン)は、

もっと大事な日常業務を、配送業務の中で、毎日こなしているのですよ。それは何か?と言うと、院内各現場との、日常的コミュニケーション業務なんです。

毎日、院内各部署への納品業務を行いながら実は、各部署スタッフとのコミュニケーション業務

(営業?)も、同時に行っているのですよ。つまり、情報伝達と情報収集ですね。これを毎日

繰り返している訳です。(実行していない営業マンも、たくさんいますけどね。)こうなると

当然、現場状況に精通して来るハズですよね。そうすると、どの器械が、5西病棟で調子が悪い

だとか、あの器具が手術室では評判が悪いなどと、様々な状況(実情)が把握出来るように

なり、そうなると、各メーカー担当者も、その総合業者を、頼りにする存在に、なって行くの

ですよ。更に、各現場とのコミュニケーションが充実して来ますと、先生や用度・事務方も、

一目置いてくれる存在になることが出来ます。つまり、出入り医療器械屋としての価値を認定

して頂いたことになるのです。こうなれば、こっちのものなんです。この状況は、言葉を変え

れば、「院内情報のプロ」になった、ということなのです。

まあ現場の、特に看護師さん達スタッフ連中の状況についても精通していますからねえ、色々と

重宝がられる訳なんです。逆に言うと、医師や事務方も、現場スタッフとのコミュニケーション

には、皆さん苦労されているのですよ。現場スタッフ間のメッセンジャーになることも出来ますね。

そうなって参りますと、本来の医療器具販売ビジネスの方も、何故か順調になるのですよ。

だから総合業者の営業マンは、単なる荷物運びだけじゃあダメなんです。毎日の荷物運びを通じての、

現場とのコミュニケーション活動が、最も大事な仕事・任務なのですよ。

このように考えますと、医療器械屋、特に総合業者の未来も、会社や組織としては展望が見えなくても、

個人の努力レベルでは、何とかなるような希望が見えて来ますよね?

まあ所詮は、個人レベルなんですが、、。

 

でも、皆がこのように行動すれば、全体(組織)でもうまく行きそうですよね?、しかし多くの個人は、

そのように行動は出来ないのですよ。どうして出来ないんでしょうかねえ?(次回へ)