医療器械屋という仕事の将来についてⅩⅦ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、誠に有難う

ございます。また夏休みを頂きまして、こちらの方も、誠に有難うございました。ブログ

の続きを、再開させて頂きます。いやあ、北海道も結構暑かったですよ。

 

さて、SPD事業を始めて以降、大幅赤字が拡大し、人手不足も深刻化して、もはや身売り

しかない?状況に追い込まれた医療器械屋なのですが、起死回生策はないのでしょうか?

もし大逆転策などがあれば、医療器械屋は、何とか生き延びることが出来るのですがね。

もちろん、そんな大逆転の、うまい話しなどは無いのですが、細かい改善策は、色々と

ありそうです。まずは、以前もお話しさせて頂いておりましたが、SPD業務ごとのコスト 

の見える化が必須です。コスト分類がきちんと出来ていないと、SPD業務の流れの中で、 

どこに問題があるのかが、明確にならないからです。現在はどんぶり勘定でやっている、

特に人件費に関わる部分のコスト分類が、極めて重要だと思います。まあ、どんぶりで

やっていると、社員の無償努力などが、問題を吸収してくれたりするんで、うやむやに

しておく方が、経営的には楽?、なんですけれどねえ、、、。

更には、現在敢えて、ブラックボックスにしている、SPD病院に対する医療器具類の販売

利益(医療器械屋部分)と、SPD事業による利益(SPD管理料)を、明確に分離すべきだ

と思いますね。ここをごちゃまぜにしているからこそ、病院側から色々文句を言われるの 

ですからね。これらの見える化と、情報データ共有により、双方とも思惑無しに、SPDに

取り組むことが出来るようになります。つまりSPD事業そのものの、見える化を図るべき

なのだと思われます。多分、従来より気が楽になりますよ。大儲けも出来ない代わりに、

大損することも無くなる訳です。適正利潤の、適正ビジネスに持って行くべきでしょうね。

激安SPD契約の受注は、自分で自分の首を絞めているのだと、自覚すべきでしょうね。

そうすれば、病院ごとのSPD事業にも、持続性・永続性が、期待出来ると思いますね。

 

SPD事業そのものを見える化して行きますと、今まで当たり前だと思われていた、作業行為

の必要性についても、多分色々気付くことが出来ると思われます。

例えば、SPDの考え方の根幹であった、小分け(ピッキング・パッキング)作業ですが、

本当に必要なんですかね? 消耗品類の完全ディスポ化が、広く進行している現在の病院で、

各科・各病棟に、定数を箱単位で配置・消費にしても、特に問題は無いのではないかな?と、

思ってしまいますけど、、、。だってどうせ看護師長さん達は、多めに請求してしまうのです

からね。小分けするからSPD?、ではないハズですよね? まあ現状は、SPDの根幹業務な訳

ですが、医療の現場環境の方も、大きく変化して来ているのではないか?と、思う訳なのです。

もちろん、バーコードカード入れ・回収作業は、まだ残るんですけどねえ。

でも、この小分け作業が無くなるだけで、SPD業務の労働環境は、大きく改善されると思われ

るのですがね、、、。また、どうしても小分け作業が必要であると、病院側が主張されるので

あれば、別途、「小分け管理料」を請求しても良いのではないか?と、思いますが、、、。

 

また、院内SPD倉庫の時間外対応なども、無償でやるべきことなのでしょうかね? だって

病院側スタッフはシフト制ですから24時間対応でしょうが、SPD業務スタッフはそうではあり

ませんので、倉庫の時間外対応は、当然有償対応になるハズである、と思うんですけどねえ。

無償労働奉仕を病院側は、SPD業者として当然の義務と、思っているのではないでしょうかね?

もし時間外が有償対応になれば、病院からの緊急呼び出しも、多分少なくなると思いますね。

 

抜本的な解決策は無いものの、細かく見える化して行くと、このように様々な課題・問題点

が見えて来ますので、ひとつひとつ交渉・解決して行くしかないのかな?と、思いますね。

取りあえずは、SPD業務の見える化によって、赤字幅を縮小して行くことが大事だと思います。

せめて、収支トントンの状況にでもなれば、SPD事業は大成功だと言えるのでしょうね。

そうなれば今度は、本来の医療器械屋としての仕事である医療器具販売業とSPD運営事業を、

それぞれ分離して考えることが、ようやく可能になると思われます。

そうして残った医療器具販売事業ですが、さて、SPD運営事業とセットじゃないと、もはや

生き残れないような、そんな状況なのでしょうかねえ?(次回へ)