眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご訪問頂き、誠に有難う
ございます。本日は、梅雨の雨が降り続いておりますので、お詫びの日々の続きであります。
さて、前回ご説明させて頂いた、眼内レンズ手術創成期における、医師への直接キックバック
リベートは、輸入メーカー側の事情によって、出来なくなったのですが、キックバック自体が
無くなった訳ではありませんでした。キックバックの担当者が、メーカーからレンズ納入業者
(医療器械屋)へと、変わって行っただけのこと、だったのですわ。
それにつれて、眼内レンズの納入業者の方は、従来の医療器械屋から新興の眼科専門の器械屋
へと、シフトして行くようになりました。何故かと言うと、眼内レンズ手術の広がりによって、
多くの勤務医の先生方に、キックバックの情報の方も浸透しておりまして、先生側からも要求が
出て来るようになって来たからなんです。でも古い従来の業者は、複雑な経理操作?が必要な、
キックバックなんて出来ないのですよ。その反面、当時新興の眼科専門業者の方は、眼内レンズ
の新規納入を足がかりとして、販路・売上げを拡大させる道を、強く望んだのでありました。
当時始まった超音波白内障手術+眼内レンズ移植術は、保険点数も高く、病院の収益性も抜群
でしたので、眼科医だけではなく病院側としても、導入に積極的だったのでした。ですから、
多少のキックバック行為も、当時は、病院側からも黙認されたのかも知れませんですわね。
そんな怪しい環境の中、新興眼科専門業者は、どんどんレンズ市場を拡大して行ったのでした。
眼内レンズメーカーとの関係も、立場が逆転しましたよ。だって眼科専門業者の方が、先生を
がっちり掴んでいるのですからね。メーカーは、自社のレンズが切られないように「平こら」
するしかない訳なのです。で、その一方、その病院に古くから出入りし、眼科にも納入していた
一般医療器械屋の方は、ある日突然、眼科への納入が出来なくなってしまいます。新しい眼内
レンズで手術を始めるみたいなのですね。要は、眼科の先生と眼科専門業者が「握ったから」、
ということですわね。 このようにして新興の眼科専門業者は、眼科における勢力を、拡大して
行きました。そして遂には、眼科機器は、眼科専門業者が納入するという、従来無かった新しい
図式を、完成させたのでありました。眼科医療機器の、専門ディーラー(業者)の誕生です。
しかしながら、新興の眼科専門業者であったとしても、キックバック行為は、企業の経理処理的
には、極めて危険であることは、言うまでもありません。まあ脱税ですから税務調査が入るんです。
ですから、眼内レンズの販売を中心にやっていた、当時の新興眼科専門業者さんは、2年に1ぺん、
何と、会社を移転しておりましたですねえ。(判りますよね?)
またこのキックバック、先生個人との取り決めでしたから、実際に預かり金を支出せざるを得ない
際には、業者も嫌がるので、色々先生とのトラブルも、発生するような状況になって来たのでした。
なのでその後、こんな危険な脱法行為を繰り返さなくとも、何とかして、このキックバック構造を
維持・継続出来ないものか?と、更なる新たな手口を、生み出すことになるのでした。(次回へ)

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