眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、
誠に有難うございます。ゴールデンウィークが終了してから、天気は雨が続き、
早くも梅雨の始まりの予感であります。
AIによる眼底画像診断システムの製品が、日本で、なかなかすんなりとは出て
来ない理由は、厚労省 による薬機規制の問題もありますが、実は、眼底検査に
於ける対象疾患の多さ・広さにも、なかなか製品化されないであろう原因が、
あるのです。
現在の、健診に於ける眼底検査は、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、に加えて、
白内障や緑内障、黄斑変性症等、多岐の疾患に渡ります。これらを、1枚の眼底
写真から診断しているのです。先日、米国でFDAの承認を受けて製品化された、
AI眼底診断システム「IDx-DR」の対象疾患は、糖尿病ひとつだけ、なのです
からね。ですから「異常あり・なし」の、スクリーニング診断でも良いのですね。
ところが日本でのAI眼底診断ですと、当然様々な疾病の可能性について、指摘
出来なければいけない訳ですから、スクリーニング診断じゃあダメなんですね。
という訳で、日本ではAI眼底診断システムが、なかなか製品化されないであろう、
という予想なのです。(更に厚労省は、アルゴリズムがうんぬん、ですから、、、)
ところが、日本を含む世界の医学界では、近い将来、確定診断に際しては必ず、
AI診断技術を参考にすべき、という考え方が主流・常識になるハズなのです。
現在のところでは、そんな論文、まだ全然出て来ていないのですけれどねえ、、。
でもこの予言?は、私自信ありますね。AIが最も得意なのは、画像診断分野である
と思っておりますので。ですから、何らかの方法で、医師は、AI診断技術を活用
しなければならないのです。でも、AI診断の製品の方は、出ていないのですよね。
そこで、次善の策として提案されると思われるのが、AIプラットフォームの活用
と、なる訳なんです。
以前のブログで、SaaSとかPaaSという、クラウドの用語として、ご紹介させて
頂いたのですが、SaaSの方が、製品としてのAI診断システムです。クラウド上での
サービスとして提供されます。厚労省が認定するところの、医療機器(多分)ですね。
で、似たような用語として、PaaSというのもありまして、こちらもクラウド上での
提供サービスなんですが、SaaS等のアプリを作るための、開発環境の提供サービス
のことなんです。クラウドサービスですから、インターネット環境さえあれば、誰でも
すぐに利用可能なサービスで、数多くのIT企業が、色々な形で提供を行っています。
このPaaSの中で、AI開発(機械学習・ディープラーニング)機能ツールのあるもの
が、AIプラットフォームと呼ばれているんですが、多分、こいつを活用するしかない
であろう、というのが、私の予測なのです。
PaaSに限らず、色んな開発ツールって、実は研究用ツールでもあるんですよね。
しかも、このクラウドサービス、もう既に提供されているのですよ。ですから現在、誰でも、
厚労省に邪魔されることなく、すぐに利用することが可能なんです。(医療機器でもない)
但し、プログラミング言語とか、ITの専門知識が無いと、普通の医師には非常に敷居が高い、
クラウドサービスなのです。でも自分に知識があれば、絶対利用したいと思いますよねえ。
それで私は前回のブログで、「超簡単!ディープラーニング実験環境」と名付けた、専門
知識不要の、簡単AI研究開発プラットフォームを、医師のために提案した訳なのですが、
実を申しますと、そのような簡単AIプラットフォーム、既に実現されつつあるのですよ。
(次回へ。)

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