眼底診断、AI技術研究から製品化へ?Ⅶ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。毎度、こちらのブログをご訪問

頂き、誠に有難うございます。長かったゴールデンウィークも、明日で終了です。皆さんも、そろそろ仕事モードに復帰致しましょうかね?

 

いつまで待っても、理想のAI眼底診断システムは、製品としては出て来ないので、

だったら、自分自身でAI診断システムを作ってしまおう、というようなお話しを

しております。現在は、AIの専門知識も、AI研究開発環境も無いため、AIプラット

フォームサービス提供会社に頼らないと、研究も出来ないのですが、もし専門知識が不要で、自前で色々出来るような環境が出現すれば、皆さん当然、自分でやってみたいハズなのです。プログラミングが判らないからと言って、IT技術者に研究

作業を丸投げするなんて、本当は皆さん嫌なんだろう、と思いますね。

だって、そりゃ皆さん、臨床医であると同時に、医学研究者なのですからね。

出来れば自分の専門フィールドで、AIの実験・研究をしてみたいのですよ。

 

むかし、プログラミング言語なんて、何も判らなくても、パーソナルコンピュータが、

爆発的に普及したのも、HTMLなんて、何も判らなくても、ホームページが簡単に

作れてしまう現在の状況(しかも無料!)が出現したのも、実は多分、これとまったく

同じことなのですよね。

専門知識不要のAIプラットフォームがあれば、機械学習に必要な「教師データ」は、

皆さんそれなりにお持ちだと思うのです。データが足りなければ、皆さん研究者

仲間ですから、研究者団体でもある各学会を通じて、データを借りる、なんてことも

可能になるかも知れません。データを借りるということは、データを複製コピーする

ことと同じなのですが、でもそんなことしては、著作権侵害になるんじゃあないか? 

なんて、心配に思ってしまいますよね? でもご安心を。著作権法47条の7、8では、

コンピュータ での情報解析のためには、必要と認められる限度において、著作物を複製

することが出来る、ということになっていますので、患者さんから、医学応用への了解

さえ得られていれば、大量の眼底写真データを、情報解析のために利用することが出来る

のです。 とすれば、大量の眼底画像データは、学会の公共共有財産になるかも知れません。

眼底画像は、価値のあるビックデータとして、一部企業が独占しようとしても、多分難しい

かも知れませんですね。

 

で、そうなりますと、大量の教師付きデータがあって、クラウド上に、プログラミング知識

不要の「超簡単!ディープラーニング実験環境」があれば、教師データを機械学習させること

によって、AIの学習済みモデルを作成することが出来ますね。 更に、こうして出来上がった

学習済みモデルを、簡単プログラミングして、遂に自作のAI診断アプリの完成です。

(まあ多分、コーディング作業は、外注も可能でしょうかね。)

と、このように書かせて頂きますと、医師であれば誰でも、このようにして、超簡単に、

自前のAI診断アプリを作成して、学会・論文発表してしまいそうな勢いであります。

 

さて、このような「超簡単!ディープラーニング実験環境」や「学習済みモデル」、自前で

作成した「AI診断アプリ」などは、果たして厚労省が定める、「医療機器」なのでしょうかね?

(次回へ)