眼底診断、AI技術研究から製品化へ?Ⅴ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。毎度、このブログをご訪問

頂き、誠に有難うございます。いよいよ、本日から、ゴールデンウィークに

突入です。とすると、このブログの閲覧数の方は、多分激減するでしょうね?

   

 前回は、AI眼底診断システムの製品化において、スクリーニング診断という、

「寸止め診断」では、なかなか受け入れられないかも知れない、とのお話しを、

させて頂きました。そうなりますと、日本ではなかなか、皆が期待するような

AIによる眼底診断システムは、製品としては出て来ないかも知れない、と思わ

れてしまいます。「ホントは出せるけれど、出せない?」のですね、、、。

その場合、もうひとつの考え方がありまして、だったら、AI診断なんて、どうせ

診断支援程度?なんだから、こんなの使わなくてもいいや、という考え方ですね。

困った時は、先輩医師にでも相談するさ、という考えで、本当にいいんですかね?

でも、前回提示させて頂いたように、医学界におけるAI技術活用への要請の方は、

学会を中心として、今後急務になるハズでありますよ。 

さていったい、どうしたら良いのでしょうか? 

 

ここからは、予言めいたお話しになってしまうのですが、もしも、世の中のAI技術の

発展によって、確定診断の際には、もはや人間の医師だけの判断ではダメで、必ず、

AIの診断結果も参考にしなければならなくなる、となったら、どうでしょうかね? 

皆、嫌でもAI診断を活用しますよねえ。近い将来、このような状況になる可能性は、

非常に大きいと思われますよ。AIの診断実績データが、それを証明するのですよ。

その実績が、権威のある医学誌などで、AI診断の優位性として、実証されるのですよ。

人間よりもAI診断の優位性が実証されるようになって、言わば、パラダイムシフトが

起きるのですね。多分、臨床での確定診断に際しては、必ずAIの診断結果を、参考に

するべしと、各医学会あたりから発表されるでしょうね。実績データが証明している

からです。科学とは、「人類の希望?」に沿うものではなく、実証主義ですからね。

で、そうなって参りますと、厚労省が、とか、薬機規制がどうの、なんて言っていられ

なくなるのですよ。患者を救うのが、医師の使命ですからねえ。医学の流れから、置い

てきぼりを食らうのは、皆さん嫌ですから、AI技術を、診断に活用せざるを得なくなる

訳です。しかし、製品としての理想的なAI診断システムは、国内では発売されていない

のです。さて、どうするか?、であります。

 

理想的なAI診断システムって、どのようなAIシステムなのでしょうかね? 眼底画像の

診断で言えば、1枚の眼底写真から、AIの力で、眼底に関わる様々な疾患、糖尿病網膜症

や黄斑変性症や緑内障、更には循環器疾患や腎疾患、認知症などの発症可能性について、

AIとしての新たな知見(診断)を明示してくれる診断システムです。これを診断に活用

することによって、医師による最終診断を、より確実なものにしたいのですよね。

ですから、単一疾患のみ対象の、AIスクリーニング診断だと、実際かなり弱いのですわ。

製品としては存在しなくても、AI技術を診断に活用する方法って、何か他にないのですかね?

私、以前のブログで、医師は、臨床医であると同時に、医学研究者でもある、と書かせて

頂きました。もしかすると、この考え方が、解決に導いてくれるかも知れません。

(次回へ)