AI診断元年?ⅩⅢ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもながら、このようなブログを

ご訪問頂きまして、スイマセンです、誠に有難うございます。

 

 クラウドサービスとしてのAI診断システムの将来について、色々想像しており

ますが、そろそろ、この妄想も、終わりにしなければなりませんですね。

前回からの、オーダーメイド医療、医学研究ツールとしてのPaaSの普及は別と

しまして、日常の診療で広く活用される、スクリーニング用の既製AI診断アプリ(SaaS)の方は、従来通りに、ビジネスは、継続されて行くのでしょうか? 

実はですね、そこも少々疑問なのですよ。

 

PaaS活用の敷居が低くなるにつれて、既製AI診断アプリ(SaaS)の方にも変化

が現れて来ます。モダリティ統合型のAI診断システムの方には、それほど影響は

ないかも知れませんが、単一疾患AI診断アプリなどは、医学研究用PaaSの普及に

よって、相対的にその価値が低下して行きます。

そうなって参りますと多分、その疾患の専門医学会や、関連製薬会社、関連医師会など

によって、無料でのAI診断アプリが、提供されるようになるかも、知れないんですよ。

実はこれ、過去にも前例があるのですわ。それはレセプトコンピュータの普及の頃でした。

大手レセコンメーカー各社が、その普及に努めていた訳なんですが、レセコンの必要性を

重視した日本医師会は、何と無料のレセコンソフトの配布に、踏み切ったのでありました。

まあ当時は、クリニックあたりには、まだコンピュータが、ほとんど普及しておらず、更には

無料配布品には、PCハード等は含まれず、ソフト部分だけの提供であり、設置作業や取り扱い

説明やメンテナンス対応などは無かったため、当初はあまり普及しませんでしたけどね。

それでも現在では、皆さんPCに慣れ親しんで来ましたので、コストにうるさいクリニックを

中心に、日医の医事会計ソフト「オルカ」は、ホントかなり普及していますよ。

 

無料のAI診断アプリは、有料のPaaS契約への誘導手段として、提供されるかも知れません。

これって、フリーミアムビジネス? そうなると、医学研究用のPaaSの方も、一部無料化

などが、出て来るかも知れませんね。(歴史は繰り返すのか?)

まあそれでも、SaaSでもPaaSでも、日本国内のベンダーが、クラウドサービスを提供して

いるうちは、まだ良いのです。問題は、海外ベンダーが、AI診断システムを提供して来た時

なのです。医学の世界は、ボーダーレスな世界です。医学の進歩に国境などはありません。

そしてまた、インターネットの世界も、ご承知の通り、やはりボーダーレスな世界なのです。

でも、これは非常に危険なにおいが、しますですよね?(次回へ)