AI診断元年?ⅩⅠ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご訪問頂きまして、誠に有難うございます。またそろそろ、今年の健診のシーズンもスタートしますので、眼底カメラのレンタルの方も、何卒よろしく、お願い申し上げます。

  

 クラウドサービスによるAI診断ビジネスの展望について、色々考えてみております。

現在は、各種クラウドサービスによるビジネスが盛んですね。昔はパッケージソフト

で販売されていたようなゲームや企業会計ソフトなどのビジネス用ソフトが、どんどん

クラウド化されて行き、利用費用の方も、ソフトの購入に比べて、格段に安くなって

来ていますね。更に最近のネットでは、無料利用(フリーミアム)までが、大ブームに

なって来ています。でもこれらのクラウドサービスのほとんどは、サービス供給者が

提供する既製のソフトウェアを、Web経由で利用する、という形態です。このクラウド

サービスのやり方は、SaaSと呼ばれています。ちょいと昔は、ASPなんていう名称でも

呼ばれておりましたね。クラウドサービスの拡大によって、ソフトは、所有するから利用

するものへと変わって行き、スマホの普及で名称も、ソフトからアプリに変わり、その

利用料金も、劇的に安くなって行ったのでありました。

 

もちろん医療機器である、クラウドサービスによるAI診断システムも無論、その総てを自前で

揃えるような購入費用に比べれば、遥かに安価に、そのサービスは提供されるものと、思われ

ます。とは言え、やはり医療機器であり、且つメーカー側は、多額の研究・開発投資を続けて

おりますので、その利用料金は、仮に従量制の月額課金であったとしても、それなりの金額

には、なるものと思われますね。

まあ、官公立病院などの場合は、競争入札が必要になるような金額に、なるとは思われますが。

 

で、このように隆盛となっているクラウドサービスなのですが、一般的なSaaSとは別の、PaaS

とか、パブリッククラウドと呼ばれるクラウドサービスも、現在存在するのです。これは何か?

と申しますと、クラウド上で、ソフトを開発する各種ツールを、利用するサービスなのです。

(アマゾンとか、マイクロソフトやIBM、グーグルなど、大手が提供しています。)

と言うことは、ソフトの開発者やメーカーの側が利用する、クラウドサービスですよね? 

それじゃあ、我々一般医療ユーザーの側には、まったく関係ないですわねえ?

 

一般向けのソフト開発が目的であれば、もちろんその通りです。ところが、ユーザーが医師で、

開発するのがAI診断システムである、となりますと、話しは大きく変わってくるのです。

PaaSへの需要が、その後必ず、出て来るハズだと思われるのです。理由は簡単。医師は、臨床医

であると同時に、医学研究者でもあるから、なのです。医師は毎日の臨床の現場で、患者を診断し、

治療方針を決めているだけが仕事ではありません。いくつかの医学会や研究会に所属し、研究発表や

論文執筆なども行っているのです。臨床現場では、既製のSaaSであるAI診断システムの活用で充分

なのですが、研究現場では、実験・実証のためにも、PaaS環境でのAI診断研究が必要になって来る

のです。では、その影響とは?(次回へ)