AI診断元年?Ⅹ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。毎度ブログをご覧頂き、誠に有難う

ございます。カメラレンタルの方もご利用頂けると、更に嬉しいのですが、、、。

 

さて、医療用AI診断システムについての私の妄想は、どんどん膨張拡大を続けて参り

まして、各医療施設にとっては、無くてはならない必須の医療機器になって行く訳で

ありますが、その商売の方も順風満帆か?と言うと、そうとも言えないかも知れません。

このビジネスには、様々な問題・困難が、待ち受けているかも知れないのですわ。

 

前回のブログで、診療科ごとの統合型AI診断システムへの流れ、みたいなお話しをさせて

頂いたのですが、この流れには、システムの図体が、どんどん大きくなって行く、という

問題も起って参ります。例えば、内科医に理想的な、内科用AI診断システムを作ろうとすれば、

ありとあらゆる検査データを取り込めるように、システムが益々巨大化して行くのですわ。

同じような事態は、電子カルテの業界でも、既に起こっていました。 静止画だけじゃなく

動画も見たいとか、絵も描きたいとか、音も録りたいなど、先生の要望を満たす度に、システム

がどんどん重たくなって行ったのでした。開発コストが膨大になるにも関わらず、ユーザー側の

操作性は、逆にどんどん悪くなる、という悪循環に陥ったのでした。現在、大規模総合病院など

で稼働している、巨大戦艦型の電子カルテシステムなどは、納入金額が、数億円規模にまで増大

して来ておりますが、統合型AI診断システムの方も、このような道を辿るのでしょうかね? 

大規模電子カルテのように、モニター画面が3つもあって、キーボードも複数使い分けるような

システムなんて、診察室では使いにくくって、しようがありませんよ。ですから、大規模電子

カルテの方は、統合型システムから、各部門システムへ、つまり分散型システムへと、変わって

来つつあるような、状況なのです。(全科システムから、各科部門システムへ。)

と言うことで、統合型AI診断システムの場合も、このような事態に陥らないように、システムの

開発においては、注意が必要であろうと思われます。まあ、クラウドのシステムですからね、

図体が、いくら大きくなっても、ユーザー側には関係無い、とも言えるかも知れませんが、、。

 

また更に、別な懸念みたいなこともありまして、それはクラウドサービスについてなのですが、

よく言われているような、セキュリティリスクとか、ネット障害発生やデータ消失のリスク等の

懸念などではなく、AI診断のクラウドサービスでの発展段階についての懸念?なのです。

以前もご紹介した通り、クラウドサービスを活用したAI診断とは、Web経由で、クラウド上に

あるAI診断システムにアクセスして、ソフトウェァを動かして、AI診断の結果を得る、という

ようなイメージです。ソフトは既製品であり、クラウドサービスの事業者が、ソフト所有者で、

顧客ユーザーは、単なる利用者に過ぎません。このクラウドサービスのやり方の事を、SaaSと

言うのですが、別なクラウドサービスのやり方で、PaaSと呼ばれるやり方も、その後に有りうる

のかも?と、思ってしまうのです。(次回へ)