AI診断元年?Ⅱ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、

誠に有難うございます。

世の中、大AIブームなものですから、医療における、AI(人工知能)による

診断について、私の妄想?を、書かせて頂いております。

 

前回のブログでは、AIが推定した診断結果について、最終確定診断を 下すのは、

医師の責任であると、厚労省の「AI活用推進懇談会」の報告書は、言っているの

ですが、これにはちょっと、無理があるのではないか?と、申し上げました。

理由は単純です。医師といえども、人間は、全知ではないからです。

無論AIも、全知ではありませんが、少なくとも人間の医師よりは、より多くを学習

しています。(各種文献や教師データの機械学習、ディープラーニングですけどね。)

でも、だとすれば、やはり、AIの診断結果に従うのが、本来自然なのではないのか?と、

思う訳なのです。(※あくまでも、人間の診断結果が、AIの診断結果と異なった場合や、

判断が付かない場合に、ですがね。)

人間の医師としてのプライドでは、許せないかも知れませんが、科学的、確率論的には、

そうすべきだと思うのです。だって、診断は、医師のプライドのためじゃあなくって、

患者さんの治療方針のために行われるのですから、患者さんが第一なハズなのです。

 

また報告書では、医師はAI診断に責任を持つために、AIを勉強しろ、とも言っております。

でもねえ、ただでさえお忙しい医師に、まったく分野の異なる、AI技術を勉強しろって

言われましてもねえ。更には、AI技術が判ったとしても、具体的なAI診断の結果に責任が

持てるのか?と言うと、それも話しが違うような気がするんですけどねえ、、、。

AIのブラックボックスは、AIを勉強すると、判るようになるんですかねえ?

 

考えますと、将来のAIによる診断は、厚労省が言うような断定形には、ならないような気が

します。どうなるのかと申しますと、医師に判断が付かない場合、AIはこう判断しています

けど、どう思いますか?みたいな、患者さんへの丸投げ的診断になるような気がしますね。

で、患者さんがAIの診断を受け入れるようであれば、私もそう判断します、と言いますし、

AIの診断を受け入れない場合(例えば癌など)は、AIの診断が間違っていると信じましょう、

などと、患者に説明する可能性もあります。(責任回避? いえいえ正しい情報開示!)

しょうがないじゃあないですか、医師にも判断出来ないのですから、、。だって患者さんの

命が、かかっているのですよね。 いい加減なこと(独断)は、言えないハズです。

誤診の可能性がありながら、診断結果を断定される先生は、まだ結構多い気がするのですが、

AI診断が普及しますと、私は、医師の診断説明が変わって来るような気がします。断定的な

モノ言いが減って、AIを意識した、少し謙虚な、診断説明に変化して来ると思いますよ。

 

こうなって参りますと、AI診断を信じるかどうか?という、宗教的な側面を帯びて来ますね。

まあ、様子を見るという経過観察にすれば、おのずと結果は判るんですけどね。でもそんなこと

しては、治療方針が立てられませんよね? 患者の病気は増悪してしまう可能性がありますよ。

 

またですね、AIの診断結果がこうだった、と言っても、A社製のAI診断システムではこうだった

かも知れないが、B社製のAI診断システムでは、結果が違っていた!なんてこと、起きないん

ですかねえ?(各社製品、それぞれの特長ですかね?)まあ診断が異なることは、医師の間でも、

結構ありますよね。でもAI診断の場合は、人間の医師には、判断が付かないのですから、どっちが

正しいのか?なんて、判らないハズですよね?(AI同士による、セカンドオピニオン?)

 

まあ現在はまだ、AI診断システムは、普及していませんので、これらは単なる思考実験ですが、

近い将来、このような問題解決を迫られることになるのでは?と、思われますね。(次回へ)