自身の持病、糖尿病について、Ⅵ

 健診眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご覧頂き、

誠に有難うございます。私の持病である糖尿病の治療で、慶応大病院からウチの

会社の近所の、「千束クリニック」へ転院したお話しの、続きであります。

  

千束クリニックは、江戸時代から続く「吉原」の中の、古いビルの一室にあり

ましたが、医院の看板などは、何もありませんでしたね。何故かと申しますと、

このクリニック、当時流行り始めていた、訪問診療専門クリニックだったからです。

複数の先生で、このクリニックを運営されていたようでした。その中に、糖尿病が

ご専門の先生もいらっしゃった訳なのです。

ですから、そのクリニックに初めて入った時は、本当にびっくりしましたね。だって、

クリニックのハズなのに、医療設備なんて、ほとんど何もないのですから、、、。

事務机とソファーと、書棚ぐらいしかない部屋でした。要は先生方の訪問待機用の

スペースだったのですね。(血圧計と聴診器は、ありましたけど、、。)

この待機スペース?に、私は毎月1回訪問し、先生の診察を受けることになりました。

でも診察といいましても、私の毎日の血糖値記録ノートをチェックして、血圧を測り、

月に1度のHbA1c測定のための採血をして終了、という簡単なものでした。

その後、血糖値測定センサーと、お薬の処方箋をもらってから、先生に会計を済ませて

完了になるのですが、今日はお釣りを持って来ていないから、会計は次回でとか、結構

いい加減でしたね。だって、このクリニックに来院する患者さんなんていない医院なの

ですからね。診察の予約だって、先生の携帯へTEL.するだけでした。

まあ、慶応大病院と比べますと、天と地の違いでしたねえ。

 

さて、この新しい先生から勧められた糖尿病新薬のDPP-4阻害薬ですが、前年の暮れに

認可されたばかりで、インクレチン関連薬とも言われていますが、従来の血糖降下剤

とは違って、食後の高血糖時にだけ、インシュリンの分泌を促し、食間の血糖値低下時

には、インシュリンの分泌を刺激しないという、膵臓に優しい、スグレモノの糖尿病新薬

でした。

この新薬、私の体質には合っていたようで、インシュリン注射の時のように、低血糖の

状態になることがありませんでした。(実は時々あったんですよねえ。)

薬の名前は、「エクア」という新薬でした。でもやはり、エクアだけでは、血糖値が

下がるかどうか不安もあられたようで、以前より服用していた「アマリール」という

従来型血糖値降下剤も、継続して処方されました。この2つの薬の服用によって、徐々に

インシュリン注射量を減らして行き、毎日3回のインシュリン自己注射という困難から、

ようやく解放されたのでありました。何と朝晩1日2回だけのクスリ服用でも、血糖値は、

まずまず安定していたのでした。このインシュリン注射のお悩み、糖尿病患者の間では、

かなり多い悩みだと思いますよ。

 

そして私が唯一の通院患者である、千束クリニックへの月一の通院も、その後1年間ぐらい

続きました。しかしある時、先生から突然こう言われたのでした。「僕今度、西東京で開業

することになったので、もう診れなくなるなあ。」と、(次回へ)