無散瞳眼底カメラのレンタルを、細々と続けております眼底メディカルです。いつも
このようなブログをご覧頂き、誠に有難うございます。
で、今回のブログのタイトルをご覧になって、「あれ?」と、思われた方も多いと思われ
ます。だって、前回ブログの末尾には、(次回へ)があったからです。タイトルも当然、
「医療器械屋から見る、眼底検診普及の歴史」の続きだと、思われますよねえ?
ところが、歴史は現代に突入しまして、眼底検査に、大異変が発生するのあります。で
敢えて、タイトルを変更させて頂いて、歴史の続きを書かせて頂くことにしました。
さて、2000年代に入りまして、眼底カメラによる眼底検査は、検診だけではなく、人間
ドックでの健診の方でも、広く実施されるようになりました。検診から健診へ、でしたね。
ところが、2008年になって、眼底検査にとって、超大変革が、訪れることになります。
そうです、政府による「特定健診」の実施開始です。特定健診とは、国民の間に増大している
糖尿病等の生活習慣病の予防のために、40歳~74歳の国民に義務付けられた、従来の住民健診
に代わる、新しい健診と保健指導のことですね。「メタボ健診」の愛称?で、当時は結構話題に
なりましたよね。皆さん、ちゃんと受診していますか?
で、この特定健診の開始によって、人間ドック以外での眼底検査実施数が、何故か大激減して
しまいました。色々な報告が発表されていますが、一説では、2007年以前の眼底検査実施数の
数十分の一以下にまで、落ち込んでしまったらしいのです。2008年を境にして突然です。
前回のブログまでは、あれほど検診に浸透して行った、眼底カメラによる眼底検査が、ですよ!
2012年9月には、日本眼科医会が、この激減を受けて、緊急会見声明を発表している程なのです。
特定健診の実施規定には、血糖、脂質、血圧、腹囲等の基準を、前年から越えている患者に対し、
医師の必要判断により、眼底検査を実施する、という規定になっているんですけどねえ、、、。
(※心電図検査も同様規定ではありますが、、、。)
高血圧症や糖尿病の患者数は、更に増大していると言うのに、新しい健診では、何故か誰も、
眼底検査(眼底撮影)を、実施しなくなってしまったのです。 本当に劇的な変化なんです。
どうして、このような事態に陥ってしまったのでしょうか?
まあ単純な原因としては、特定健診では、健診医(内科の先生)が、眼底検査の必要性を認めなく
なったから、眼底検査の実施数が減ったのだ、とは言えると思いますけどね。(当たり前の事ですね。)
ではどうして、健診医(内科の先生)は、眼底検査の必要性を認めなくなったのでしょうか?
ここから先は、私の推論です。もしかしたら、邪推かも知れませんですが、、、。(次回へ。)
新井先生の論文

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