健診用眼底カメラのレンタルを、時々?やっております眼底メディカルです。いつもブログをご覧頂き、有難うございます。
前回のブログで、覗き込み式の視力計、トプコンスクリーノスコープの、ライバル製品についてお話しさせて頂きましたが、
トプコンさんもトーメーさんも、基本的には手動(マニュアル)式の視力計ですから、測定値については、検者(スタッフ)が
判断することになります。ところが、1990年代になって、視力計自体が測定値を判定してくれる、自動視力計が出現しました。
今回は、その自動視力計のライバル関係?についてです。
センサー技術とコンピュータ技術の発展によって、本体に近づくとしゃべりだすわ、検査の説明はするわ、色々聞いて来るわで、
まるでロボットのような視力計として登場して来ました。一時期は、メガネ屋さんの店頭などに、「ご自由にお試し下さい。」
などと、よく展示されていましたね。当時は、かなりのセンセーションを巻き起こしました。
ただ、現在販売されている自動視力計は、写真2枚目の、ニデックさんのNV-350だけなのですが、一番最初に発売されて、当時
全国を席巻したのは、ニデックさんではなくて、写真3枚目のキャノンさんだったのでした。写真をご覧になってもお判りの通り、
本体のデザイン、測定手順、機能等、ニデックさんとほぼ同じでした。つまり、キャノンさんが、自動視力計のオリジナルだった
のです。ニデックさんが発売を開始したのは、2000年代に入ってからでした。但し定価は、30万円以上も、ニデックさんの方が
安かったですね。でも、発売からしばらくの期間は、現在とは逆で、キャノンさんのCV-20の方しか、存在しなかった訳です。
その後健診現場では、自動視力計を導入することによって、検者(スタッフ)の労力が削減出来るので、大規模健診センターを中心
として、続々と導入されるようになって行きましたが、ニデックさんが同等品を併売し始めて少ししてから、突然、キャノンさん
の方が、自動視力計の販売を止めてしまいます。キャノンさんの営業社員の方にとっても、これは突然のことだったようです。
当時の、我々代理店に対する販売終了の説明は、「部品の供給が難しくなったから、、。」というものでしたが、キャノンの皆さん
も、販売の終了を残念がっていらっしゃいましたよ。売れていましたからねえ。本当に、部品の供給の問題、だったんですかねえ?
確か、自動視力計CV-20って、特許製品でしたよね。特許製品でありながら、測定方式や機能だけではなく、女性のしゃべりまで、
キャノンさんとニデックさん、ほとんど同じというのは、ちと解せない気がします。両社の間で、何かあったんじゃあないかな?
と思うのは、私だけなのでしょうか?
という訳で、ニデックさん一社になった自動視力計なのですが、ネットワーク対応も可能なので、大規模施設での視力検査は、
この視力計で決まり、という状況になったのですが、実際の検査結果については、色々と問題もありました。マニュアル機と違い、
機械が検査判定を下すものですから、判定アルゴリズムの問題もあって、患者さんによっては、間違った視力値を表示する場合も、
多くありました。もちろん、患者さんの調節力の問題もありますし、視力値判定のアルゴリズムの問題もありますけど、、、。
例えば、現在大流行の、自動学習AI機能でも搭載していれば、もっと検査精度は上がるのでは?と、思うんですけどねえ。
(1台50万円じゃあ無理か、、。)と言う訳で、現行機種であるNV-350には、自動視力計でありながら、人間が判定するという、
マニュアル測定機能も、同時搭載するようになりましたね。
であれば、もっと安い、スクリーノスコープで、充分ではないかなあ?と、思ってしまう次第なのですが、、、、。




コメントをお書きください