健診用視力計のレンタルも、一応やっております、眼底メディカルです。いつもご訪問頂き、誠に有難うございます。
前回のブログで、眼底カメラのライバル評価を書かせて頂きましたので、今回は、健診用視力計のライバル関係につきましても、
率直に、書かせて頂きたいと思います。
健診用視力計の初代は、1枚目の写真の、トプコンスクリーノスコープ SS-3です。ウチのレンタル機でもありますが、発売は、
何と1960年代のことだそうです。それ以来、ほとんど変わっていないようなのですが、現在でも、健診用視力計のスタンダード
機になっています。覗き込み式なので、光学的に、疑似的5m視標距離を作っているのですが、眼科医や視能訓練士さんからは、
「調節」が入ってしまうので、正しい視力は測れないとの、厳しいご指摘も受けています。(被検者の状況によると思います。)
それでも健診分野で広く普及しているのは、本物の5m視力計に比べて、検査操作が簡単で、健診スクリーニング(ふるい分け)
に適しているからです。
本物の視力計(5m電光式視力計)で、裸眼視力を計ったら、多分、今の10倍ぐらいの検査時間が掛るでしょうね。健診での視力
検査に、そんな時間は、かけられませんよね? ほとんどが、運転免許更新だけが不安要素なのですから、、。
と言う訳で、覗き込み式視力計が標準になっている訳ですが、当然のことながら、その同等品も出現して参ります。眼底カメラ
と違って、さほど複雑な構造でもなく、且つ、発売以来変わっていない機種ですから、同等品を作成する側としましては、欠点
や短所を改良する方向で作成すれば、より良い視力計が出来上がりますよね? そうして現在発売されているのが、トーメー社
コンパクト視力計CA-1000、CA-2000です。では、スクリーノスコープの、どんな欠点を改良したのか?、と申しますと、
トーメーさんは、検査視標の切り替えハンドルをやめて、ワイヤーリモコン切り替えにしました。この改良によって、スクリーノ
スコープだと、本体をはさんで、前後に検者・被検者、という設置・検査位置関係だったのが、本体横位置での検査操作が、
可能になったのです。
どうしてこれが改良になるのか、判りますか? スクリーノスコープ設置の場合は、本体の前後に、座るスペースが必要です
よね? それがコンパクト視力計だと、壁に向かっての設置も可能になるんです。つまり設置スペースの削減が可能になったの
でした。都会のビルなどの、狭い健診スペースでは有利ですよね?
また、スクリーノスコープでは、0.1の視力までしか検査出来なかったのですが、トーメーさんは、あまり使用されない眼位検査
の視標を取っ払いまして、0.1以下の低視力検査も可能にした、CA-2000という機種も、同価格で選択を可能にしました。
低視力者近視の多い日本人には、適した改良だったと思います。このあたりが、スクリーノスコープの弱点だったのですね。
そうすると、こりゃどう見ても、健診用視力計は、トーメーさんの勝ちだろう、と思いますよね? ところが実際は、そうでも
ありませんで、スクリーノスコープもまだ、結構売れていたりするのですから不思議です。何故かと申しますと、トーメーさんの
CA-1000の方の本体定価が、5万円以上も高いのですわ。(たかが5万円、という考えもありますけれど、、、。)
トーメーさんの新たな付加機能のために、5万円余計に支払うかどうか?、という話しになる訳ですね。
もちろん施設の判断により、都度判断なのですが、相対的に安いトプコンさんの方にも、結構引っ張られるようなのです。
またトプコンさんは、元々定価が最も安いので、値引き販売はほとんどしない、という戦略を取っています。これが逆に、昔の
視力計の、ブランドイメージを高めているようです。同じトプコンさんでも、眼底カメラ販売の時の価格対応とは、大違いなん
ですわ。(笑)
ですから、この間、スクリーノスコープの在庫品を、通常価格より少し安くネットで販売させて頂いたのですが、あっという間に、
売れてしまいまして、びっくりしました。やはり健診施設では、SS-3は、まだまだ根強い人気があるのだと、実感しました。
いまだに電話がかかって来ますよ、「ネットで見たけど、」と、、、。販売案内は、もう遠の昔に削除しているんですけどねえ。
そんな健診用視力計の世界で、現在猛威をふるっているのが、3枚目の写真、ニデックさんの、自動視力計NV-350ですね。
今度は、同じ覗き込み式視力計でも、自動視力計のライバル関係についてです。
(このあたりは、次回へ。)




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