眼底カメラと画像ファイリングⅤ

 眼底カメラのレンタルを、たまにやっております、眼底メディカルです。いつもブログをご覧頂き、誠に有難うございます。

 

また、ブログの写真が複数になりましたね。確か前回のブログでは、最初の「眼底カメラ用画像ファイリングシステム」が、

スリットランプという、眼科専用診断機器を同時に接続することによって、「眼科用画像ファイリングシステム」に変わったのだ、

というお話しをさせて頂きました。 時は、バブル全盛の、1990年代のことです。

  

で、「眼科用ファイリングシステム」に昇格しますと、今度は、様々な眼科検査機器との接続が、要望されるようになりました。

1枚目の写真は、オートレフ・ケラトメーターという眼科検査機器で、普段は「レフケラ」なんて呼ばれている検査機なんですが、

敢えて日本語で言うと、「自動屈折計」という名称にでもなりましょうか。ちなみに、トプコンさんとキャノンさんでは、「レフ」

と「ケラト」の表示順番が逆になりますが、どうでも良いことですかねえ? 眼の屈折力を測定する、必須の眼科検査機です。

出て来る検査結果は、数値データです。

また、2枚目の写真の検査機器は、ノンコンタクト・トノメーター、通称「ノンコン」と呼ばれる、非接触眼圧計なのですが、

こちらの検査機は、人間ドックなどでも、皆さん既に、お馴染みですよね? こちらの検査結果も、数値データになります。

 

これらの数値データの眼科検査機器とパソコンとの接続は、RS-232Cという接続方式で、接続されました。

コネクターは、今は無き?Dサブ9ピンコネクタ接続でしたが、ケーブルの距離が10mぐらいあっても、データ通信は安定していた

ので、診察室から遠く離れた、視力検査室内での設置になる、レフケラ、ノンコンにとっては、良い接続方式だったようです。

このように数値データのパソコンへの取り込みが始まりますと、システムはもはや、PC1台の画像ファイリングシステムではなく

なりまして、サーバーコンピュータを立てた、「眼科部門システム」へと、更なる変貌を遂げて行くのでありました。

 

3枚目の写真は、以前のブログでもご紹介させて頂いた、ハンフリー自動視野計という視野検査装置なのですが、こちらの検査の

結果表示は、数値でもあり画像でもある?、というようなデータで、基本はプリント出力でした。そのハンフリーの検査データが

90年代後半に、ビーライン社によって、ようやくパソコンへのデータ取り込み、表示が可能になりました。

パソコン接続の理由は、やはりカルテに貼られた、大量のプリント用紙の保管の問題が理由でして、特に視野計は、緑内障疾患の

検査データですので、過去データとの比較が重要だったため、紙の束の読影から、パソコンモニター画面でのデータ表示に、置き

換わる必要性があったのでした。 大量の紙をめくるのも大変ですからねえ。

HfaFiiesという商品名で、元々はハンフリー自動視野計専用の、データファイリングシステム(ハード)として、ビーライン社から

発売されまして、当初は大学病院を中心として普及したのですが、もうこの頃(2000年代)になりますと、診察室には既に、眼科用

画像ファイリングシステムなどが導入されておりまして、ハンフリー用システムと、PCセレクターなどで画面を切り替えるといった、

面倒な操作状況になったこともありましたね。

そんな訳で、その後ハンフリー自動視野計用のファイリングシステムも、眼科部門システム内に、統合接続されるようになります。

こうして、他にも多くの眼科検査機器が、眼科部門システムに接続され、眼科診療には欠かせないコンピュータシステムが出来

って行きました。

 

ところがその頃、大学病院や総合病院全体では、まったく別個な、院内コンピュータ化の流れが、進行しておりましたのです。

(次回へ続く)