眼底カメラレンタルを、細々と続けております眼底メディカルです。いつもブログを
ご覧頂き、誠に有難うございます。レンタルのご注文など、いかがでしょうか?
で、ここのところ、眼底カメラ用の、画像ファイリングシステム誕生のお話しなどを、
させて頂いております。かなりマニアックな話しで、申し訳ございません。
元々眼底カメラは、日本のお家芸の医療機器でしたが、眼底カメラ用画像ファイリング
システムも、眼底カメラと一緒に、日本独自の発展をするようになります。つまり他科の
画像システムが歩んだ道とは、少し違う道を歩み始めた、ということです。それは、眼底
カメラ専用の画像ファイリングシステムから、眼科専用の画像ファイリングシステムへ、
という流れでした。(ここで、他科の画像ファイリングシステムとは、決別します。)
実は、眼底カメラ用画像ファイリングシステムは、発売当初は、さほど売れませんでした。
何故なら金額が、システム構成にもよりますが、かなり高額だったからです。当時の
定価は確か、コンピュータ本体とソフト部分だけで、350万円!だったと思いますね。
それで、眼底写真の整理や保管は、確かに楽にはなるのですが、システム導入による、
新たな収益向上や点数加算などは、何もありませんでした。ですから、眼底カメラ用画像
ファイリングだけでは、投資ばかりで増収にはならないので、あまり売れなかったのです。
そこで考え出されたのが、眼科の細隙灯顕微鏡(スリットランプ)との接続提案でした。
眼科において、スリットランプの検査は、眼底カメラ以上に必須の検査でした。眼科を
受診する全ての患者さんは、スリットランプ検査を受けます。で、眼に異常が見つかると
スリットランプを覗きながら、先生は紙カルテに、色鉛筆で絵(シェーマ)を描くのですが、
手描きも大変でしたので、スリットランプに当時出始めたCCDカメラを取り付けて、カメラ映像
を取り込もうという動きが、現れて来ました。CCDになってTVカメラが小型化したからこそ、
スリットランプにも、眼底カメラ同様、CCDカメラが取り付けられるようになったのです。
もっとも、写真を撮影する専用機の、フォトスリットランプという装置も、当時の大学病院などには
存在はしていたのですが、学会発表などの時以外は、実際あまり活用はされていませんでした。
何故なら、日常使用される診察室のスリットランプとは別の、暗室などにフォトスリットランプは、
置いてあったからです。患者さんと一緒に、暗室まで移動するのが、先生面倒だったのですね?
というのは冗談で、実際には、フォトスリットランプのカメラが、35mmフィルムカメラだったから、
というのがその理由でした。だって撮った写真が、すぐには見られないのですからね、、、。
と言う訳で、眼底カメラの時と同様に、スリットランプにも、CCDカメラが付き、TVモニターと
ビデオプリンターが導入されるというブームが、起きて来ました。ここで大事なのは、診察室内に、
TVモニターが入って、スリット画像を提示しながら、患者さんへの説明が行える様になった点です。
(※眼底カメラの時は、暗室内にTVモニター設置でした。)
それ程きれいな画像ではありませんでしたけどね。だって、眼底カメラと違って、シャッター同期を
取っていませんから、通常のスリット映像は、動いているんですね。これを適当な映像の時点でフット
スイッチを踏んで、静止画にして切り取る訳なんですが、大抵は流れた映像になってしまいましたね。
それでも診察室のTVモニターにスリット画像を映し出して、患者さんに説明するという診療方法は、
当時は、かなりのインパクトがありまして、患者さん達の間でも、大いに評判になりました。
そこで眼底画像ファイリングシステムのメーカーは、1台のPCで、眼底カメラとスリットランプ両方に
接続して、診察室で一元的にデジタル画像管理をしましょう、という新提案を行ったのでした。
紙プリントのコストを削減出来る、との訴えでした。
この提案が当たって、眼底カメラ用画像ファイリングシステムは、眼科用画像ファイリングシステムへ
と、コンセプトが変わって、大きく発展して行くことになります。(次回へ続く。)

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