眼底カメラと画像ファイリングⅡ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。いつもこのブログをご訪問頂き、

誠に有難うございます。が、レンタルのご注文も、お待ちしておりますです。

 

 前回のブログから、今流行りの眼底カメラとコンピュータのネットワーク化への

流れについて、歴史的な経緯を、私の経験から、ご説明をさせて頂いております。

前回、大量の眼底写真・フィルムの整理・保管が大変だったので?、眼底カメラと

コンピュータが結びついたのだ、というようなお話しをさせて頂いたのですが、

もちろん眼底カメラとPCが、簡単に接続出来た訳ではありません。だいたいが、

1980年代の眼底カメラは、銀塩フィルムか、ポラロイド写真での記録でしたので、

そのままでは、コンピュータに取り込むことなんて出来ませんでした。また、パー

ソナルコンピュータの方も、まだオフィスコンピュータ=オフコンの時代で、パソ

コンはまだ出たばかりの黎明期でした。(Macintoshとか、DOS/Vとか、、、)

 

そんな中まず、眼底カメラの方に、変化が起きました。1980年代後半になって、

TVカメラの分野で、CCDカラーカメラが商品化されたのです。(日本製です。)

※その後、空前のホームビデオブームが起きましたので、皆さんご記憶ですよね?

でCCDカメラは、それまでの撮像管(真空管)方式のTVカメラに比べ、小型になり、解像度も上がったので、眼底カメラに取り付けることが、可能になったのでした。

(掲載写真ご参照)

ちなみに、世界初のCCDカラーカメラは、SONY製で、ジャンボジェット機に取り付けられました。

そうです、座席前のプロジェクタースクリーンに映し出された、あの離着陸風景の映像ですね。

あれが世界初の、CCDカラーカメラによる映像だったのですね。覚えていらっしゃいますか?

 

ところで何故眼底カメラに、CCDカメラを取り付ける必要性があったのか? と申しますと、

コストの削減が目的でした。ポラロイドフィルムは当時、1枚あたり150円ぐらいもしていました

ので、大量に撮影する施設では、大きな費用負担でした。それに失敗写真も結構ありまして、、。

またもちろん、35mmフィルム撮影は、現像しなければ、写真の確認すら出来ませんでしたので、

もはや消えゆく運命の、記録メディアでした。(病院出入りの写真現像屋さんも、廃業?)

それが、CCDカメラを取り付けますと、ポラロイド写真より素早く、撮ったその場で、瞬時に

カラー眼底写真がテレビに表示されるんです。で、うまく撮れた写真だけを確認してから、やはり

当時出始めていた、カラービデオプリンターでプリントすれば良かったのです。(1枚60円ぐらい)

また、大きなTVモニターに眼底写真が映し出されましたので、患者さんにその場で、モニター映像

を見せながら、説明をすることも可能になりました。患者さんも、すごいなあと、喜ばれるのです。

  

と言う訳で、80年代末頃から、大規模施設を中心に、眼底カメラに、CCDカメラとTVモニター、

ビデオプリンターが、セットで取り付けられるようになって行きました。(大体全部、SONY製)

でも、値段も当時200万円以上していましたので、経済的に余裕のある大規模施設が中心でしたね。

※もちろん、眼底カメラの金額は、別途ですよ。

 

しかし、CCDカメラが付いただけでは、まだ眼底写真の整理・保管が楽になった訳ではありません。

単にポラロイド写真が、ビデオプリント写真に置き換わっただけでしたから、、、。

それでも、CCDカメラが付いたことによって、ようやく眼底カメラとコンピュータの接続が、可能な

状況になって行ったのです。 (次回へ続く。)