眼底カメラの、あまり使われていない機能について、Ⅳ

 最近は、眼底カメラのあまり必要ではない機能ばかり?をご紹介している、眼底メディカルです。毎度、

このブログをご覧頂き、誠に有難うございます。 レンタルのご注文があると、更に嬉しいのですが、、。

  

ウチのレンタル機でありますTRC-NW400で、あまり使われていない機能ボタンについて、色々ご紹介させて

頂いております。前回のブログで、オート撮影操作画面での、内部固視灯位置の変更ボタンについて、ご紹介

させて頂いた訳ですので、その右隣りのボタンについても、せっかくですから、ご紹介させて頂ければと思います。

1枚目の写真(電源ONした際の初期画面)の、「キャプチャー開始」ボタンの左側、「OFF周辺」と表示されて

いるボタンですね。

このボタンも、ほとんどの施設では、活用されていない機能だと思われます。「周辺部撮影」ボタンと言います。

2枚目の写真に提示のように、内部固視灯の位置が色々変わって、全部で9枚の眼底写真を自動で撮るモードです。

2枚目の写真を1枚ずつ良く見て頂きますとお判りだと思うのですが、眼底の撮影部位が、1枚ごとに全て異なって

いますよね?

これ、一人の患者さんが、眼底カメラの内部固視灯の移動位置に従って眼を動かして頂いて、自動で撮影された一連

写真なのです。「周辺部撮影」と言われているぐらいですから、眼底の中心ではなく、周辺部の写真になります。

9枚の眼底写真が提示されていますが、その真ん中の写真が、ほぼ見慣れた、通常の眼底写真に近いと思いますが、

その他の写真が、周辺写真になります。(※実際は、中心の写真は、黄斑部中心写真ですけど、、、。)

どういうことかと申しますと、実際の眼底カメラは、写真の中心から45度の画角範囲しか、撮影出来ていないんです。

ところが実際の人の眼底は、もっと広範囲ですので、45度の範囲だけの観察で良いのか?、という議論がある訳です。

そこで、もっと広い範囲の眼底を撮影する手段として、眼底周辺部撮影が出て来た訳です。この方法によって、眼底

周辺部の病変まで、発見が可能になりました。実は、眼科用の眼底カメラは、健診用の45度より、もう少し広い撮影

画角を持っているのですが、この周辺部撮影では、それよりも更に広い範囲の眼底撮影・観察が可能になっています。

 

でも、この9枚の写真、何か見にくいですよね? 1枚づつ見比べても、眼底のどこの位置なのか、よく判りません

ですよね? そこで登場するのが、パノラマ画像合成ソフト(別売)です。デジカメの写真ソフトとしても、広く

普及しているパノラマ写真合成ソフトの眼底写真版です。眼底血管等をきれいにつなぎ合わせて、大きなパノラマ写真

を、自動的に作成・表示してくれます。※3枚目写真、ご参照。 これで1枚の大きな眼底写真として、周辺部まで観察

して頂けますよね、すごいでしょ?

実は最近眼科では、超広角の眼底カメラがブームになっておりまして、200度ぐらいの眼底範囲が見えるんですが、

装置の値段が、千数百万円もするのです。近い将来、健診の分野にも進出して来そうな勢いなのですが、大丈夫ですよ。

1千万円以上の超広角眼底カメラを購入せずとも、おまけの?周辺部撮影ボタンを活用して頂ければ、同様な広角眼底撮影

が、可能になるのですから、是非ともお試し頂ければと、思います。

(次回へ。)