眼底カメラの、あまり使われていない機能について、

 ゴールデンウィークも本日で終わり、いよいよ仕事に邁進する?、眼底メディカルです。いつもブログを

ご覧頂き、誠に有難うございます。レンタルのご注文があると、更に嬉しいですが、、、。

前回までのブログのテーマは、視力計での、あまり使われていない機能についてでしたが、今回は、眼底カメラ

での、あまり使われていない機能について、お話しさせて頂きます。(なんて安易な、、、。)

 

ウチのレンタル機であります、眼底カメラTRC-NW400の電源を入れますと、最初の眼底撮影操作画面の左上に

「MENU」ボタンが表示されますが、多くの施設では、ほとんど使用されていないと思われます。

このメニューボタンは、「眼底撮影」、「前眼部撮影」、「ステレオ撮影」の選択切り替えボタンなのですが、

最初から、「眼底撮影」がデフォルトで選ばれているものですから、他の撮影モードを必要としない施設では、

まったく使用されないボタンに、なってしまっている訳なのです。

で、本日のお勧めは、「眼底撮影」だけではなく、「前眼部撮影」モードも、活用されてみませんか? という

お話しです。眼科などでは、わざわざデジカメなどを使用して、前眼部(眼の表面側)を撮影しています。

※皮膚科などでも、病状の記録で、結構デジカメ撮影されていますよね?

「でも前眼部(眼の表面側)の撮影なんて、眼底検査には無関係だろう?」と、皆さん思われていると思います。

 

写真の2枚目写真が、前眼部写真なのですが、結構便利だと思うんですけどねえ。

何よりホント、簡単に撮影撮影出来ますから、、。メニューボタンから、「前眼部撮影」ボタンをタッチすると、

前眼部撮影画面に切り替わります。 ※眼底撮影時のマニュアル(手動)撮影画面に似ています。

前眼部画面を見ながら、あご台等の位置合わせをして、フォーカスをくっきりさせて、「キャプチャー開始」の

シャッターボタンをタッチするだけで撮影終了です。すぐに、撮影した前眼部画像が表示されます。

あとは眼底撮影の時と同じ要領で、USBに保存するか、削除するか、ですね。ホント簡単ですよね? 

この簡単な撮影機能を、活用しない手はないのであります。

では、眼底検査の中で、どのように活用が出来るのでしょうか?

 

そのひとつが、うまく眼底撮影が出来ない時の、状況写真としての活用です。皆さん、眼底全体が、白くぼやけた

写真になってしまう症例は、結構経験されていると思います。多くは白内障が出て来ている患者さんで、眼底が

きれいに撮影出来ないのは、仕方の無いことなのですが、読影医の先生によっては、「この下手くそが!」と、

言われてしまうこともあると思われます。そんな時、この前眼部写真を撮ると、患者さんの白内障の状況が、

白くはっきりと写る場合が多いのです。これで読影医の先生は、その患者さんの白内障を疑うことが出来ます。

けっして腕が悪いから、ではなかったのですね。

 

また、お年寄りで、まぶたを大きく開けられない患者さんも、多数いらっしゃいますよね? まあ眼底撮影手順の

方は、まぶたを、サージカルテープなどで持ち上げてあげれば、撮影は可能になるのですが、一緒に前眼部写真も

撮ってありますと、読影医の先生は、眼瞼下垂症を疑うことが可能になります。

ということで、せっかく付属している前眼部撮影の機能ですから、是非ともご活用頂ければと、思います。

(次回へ続く)