健診用視力計の、あまり使われていない機能について、Ⅴ

 え~、ここのところ、視力計のお話しばかりしている、眼底メディカルです。いつもブログをご覧頂き、

誠に有難うございます。現在は、GW期間中ですので、あまり訪問者はいらっしゃらないとは思うのですが、

一応書かせて頂きます。

 

それにしても、健診用視力計の話題で、こんなに毎回色々あったとは、自分でもびっくりであります。

さて、覗き込み式の視力計で、よくある問題点は、患者さんが、検査視標の正答を覚えてしまうことです。

まあ毎年、同じ視力計で視力検査をしておりますから、正しい答えを覚えてしまうことは、可能なんですよね。

でも、これでは正確な検査になりません。さて、どうしたらよろしいのでしょうか?

  

スクリーノスコープには、E視標とC視票という2種類の視標チャートが用意されているということ、ご存知

でしょうか? 実は、ず~っと、同じ視標で検査されている施設、結構多いのです。視標チャートが2種類ある

ことも知らない場合もあります。「そんな別の視標チャートなんて、見たことないよ、紛失したに違いない。」

と思われているみたいです。でもご安心を。実は、普段は見えない場所に、ちゃんと格納してあるのです。

是非とも、別の視標チャートを発見して、定期的に視標を交換しましょう。そうすれば、暗記される危険性も、

少なくなるものと思います。

 

で、別の視票チャートの格納場所なんですが、そこはスクリーノスコープ本体の、下部ベースの部分なんです。

(使用説明書が保管してあれば、説明書にちゃんと載っていますよ。)

本体写真で見えるベース部分の反対側ですかね? 電球交換のランプハウス部の下側です。カバーは、10円玉

でも外せます。で、カバーを外すと、右図のように、ハンドル1番~3番用の、別の視標チャートが格納されている

のです。この視標チャートを1枚づつ引き出して、現在のチャートと交換する訳ですが、くれぐれも、ハンドル

番号と交換チャートを間違わないように、注意が必要です。1右眼⇒2左眼⇒3両眼ですよね。 お間違いなく。

で、交換する現在のチャートは、チャート格納部の上の、電球交換のランプハウス部のカバーを外すと、出て

ます。カバーは、10円玉でも外せます。1枚づつ、チャートストッパーを外して、引き出し、新しいチャートを

方向を確認しながら挿入交換して下さい。挿入後、チャートストッパーを元の位置に戻します。

また、古いチャートは、順番通りに、下のチャート格納部に、挿入しておきます。

カバーを締めて、最後に電源を入れて、視標が正しいことを確認して終了です。

 

なお、視標チャートが変われば、正誤表も当然変わりますですよ。正誤表を視力計の本体裏に貼っている施設で

多いトラブルです。 くれぐれも、EとCは、お間違いなく!