健診用視力計の、あまり使われていない機能について、Ⅳ

 視力計だけではなく、実は眼底カメラのレンタルもやっております!、眼底メディカルです。いつもブログの

ご訪問、誠に有難うございます。明日から5月になりますが、レンタルの方のご注文も、お待ち申しております。

 

ここの所、健診用視力計スクリーノスコープの検査で、普段はあまり活用されていないような検査機能について、

いかがですか?と、色々ご説明・ご紹介をさせて頂いております。

写真の本体の右側面に、FARとNEARの切り替えレバーが付いておりますが、多くの施設では、FAR

だけのご使用のようです。ご存知の通り、FARは、遠見検査(5m距離)で、通常の視力検査で用いられます。

運転免許の視力も、こちらの検査ですね。一方NEARは、近見検査と言われまして、30cm距離の視力検査

になります。(切り替え図)ちょうど、新聞や本を読む時の距離ですね。この検査の際に見える視標チャートは、

遠見検査の時と同じ視標です。検査距離が、違っているだけです。ですから、近見検査の作業手順は、遠見検査と

同じやり方で良いのです。簡単でしょ?

で、この検査の目的なのですが、遠視と老眼(老視)の発見のためです。まあ、遠視の患者さんは、さほどいらっしゃら

ないとは思うのですが、40歳を過ぎた健診の患者さんでは、老眼予備群の患者さんは、逆にいっぱいいらっしゃる

だろうと思います。ですから、視力検査の際に、ちょいとひと手間、NEAR(近見)の検査もして差し上げれば、

老眼の初期症状を発見することが出来るのです。判別の仕方ですが、遠見検査で1.2あっても、近見検査で0.5だった

場合には、明らかに、遠視か老眼の可能性なのですが、この場合は、年齢が40歳以上であれば、老眼を疑います。

逆に40歳未満の場合は、遠視を疑います。そして更に、検査時の眼鏡装着の有無も確認します。

お年寄りで、検査時に、遠近両用メガネを装着していた可能性もあるからです。この検査結果の場合ですと、遠近メガネ

近用部分が合っていない(弱矯正)という形になりますし、近視用メガネ装着の場合は、40歳以上では、やはり

老眼を疑う形になります。ご理解頂けますでしょうか?

 

でも逆に、裸眼視力で、遠見検査0.5で、近見検査1.2の場合は、どのように判別したら良いのでしょうか? 

正解は、やはり近視の疑いです。 ※眼鏡装着の場合は、近視メガネが合っていない(弱矯正)という判定です。

どうでしょうか? 割と簡単ですよね?

 

更にこちら、NEAR(近見)の検査ですが、最近では、VDT健診という形でも活用されています。いわゆる、

コンピュータ画面作業者健診ですね。こちらのVDT健診でも、NEARの視力検査が、必須になりますので、

注意が必要です。更に、VDT健診の際には、前回までのブログでご紹介させて頂いた、立体視検査と斜位検査も、

同時に必要になりますです。 是非、これらの機能も、ご活用頂ければと、思います。

(更に次回へ。)