眼底カメラ撮影と、診療点数の問題。

 2月より、中古眼底カメラの販売も始めました、眼底メディカルです。もちろん、

眼底カメラのレンタルも、継続してやっておりますですよ。

 

以前のブログで、眼底カメラの診療点数は、わずか58点(デジタル撮影)であると

お話しさせて頂きました。3割負担の患者さんですと、180円ぐらいの支払いです

かね? この検査で、まったく自覚症状の無い、糖尿病網膜症の初期症状が発見出来るのですから、決して高い検査ではありませんよね? それなのに政府は、基本健診

項目から外してしまった、というようなお話しを、以前のブログでさせて頂きました。それが原因で、健診(内科)での眼底検査(眼底カメラ)の受診率が、非常に

低下している訳です。であれば、糖尿病の患者さんは、全員眼科を受診すれば良い

という話しになるみたいですね。(患者さんの立場からは、実際、ほとんどあり得

ない話しであると思うのですが、、、。) まず、眼科には行かないですよね? 

だって糖尿病で、眼の自覚症状なんて、本人には、何も無いんですもの。

それでも仮に、糖尿病と診断された患者さんが全員、眼科を受診したとしたら、

さてどうなるでしょうか? うまく失明予防に繋がるのでしょうかね?

 

眼科では、眼底検査と言えば、散瞳しての倒像鏡での検査が普通になります。すると

眼底写真など撮らなくても、眼底の様子は判ってしまうのですね。つまり網膜症を

発症しているかどうかは、倒像鏡検査で判明します。但し、画像記録は残りません。

カルテには、眼底所見なし、とか書くだけです。眼底写真を撮るとすれば、内科の先生へ、

経過記録を残すために撮影されるのだ、と考えた方がよろしいかも知れません。

そこで今度は、眼科の方でも、眼底カメラ撮影で、最近あることが問題になっています。

だいぶ以前のブログで、眼科では、OCTという装置が、眼底カメラに置き換わりつつある、

いうお話しをさせて頂きました。眼底の断層撮影装置ですね。既に眼科では、眼底疾患や

緑内障では、必須の検査になりつつあります。つまり、眼科を受診して糖尿病があれば、

ほぼ普通にOCT検査を受けると思われます。ちなみに診療点数は、200点です。

で、問題になるあることとは、OCT検査をすると、一緒に眼底カメラ撮影をしちゃあダメ

なのです。両方の点数を算定してはいけない、という厚労省の指導通達なのです。

でも、OCT装置と眼底カメラは、別な装置なんですけどねえ? 検査するコストも別々に

かかってしまいます。それが同じである、という認識なのでしょうかね? 

内科の先生、OCTの断層画像を見せられても、判断出来ませんですよ、、。という訳で、

糖尿病患者さんが全員、眼科を受診したとしても、診療報酬上での面倒な問題も起こる、

ということなのです。すんなり眼底写真、撮ってもらえないのですよ。

一体、糖尿病患者さん達は、どうしたら良いのでしょうかねえ?

但し、唯一、OCTと眼底カメラが合体しているOCT装置が、あると言えばあるのですがね。

写真のトプコン社のOCT装置です。このOCTだけが、眼底撮影も同時に可能なんですが、、、。

最近、他社さんもトプコンさんに追随して、眼底カメラ機能付のOCT装置を、発売するように

なりましたが、、、。

でももちろん、写真は同時に撮れますが、診療報酬は、同時には取れませんのです、、、。