健診用眼底カメラ、無償レンタル中の眼底メディカルです。いつもこの
ようなブログをご覧頂き、誠に恐縮でございます。
今回は、眼底撮影で判る、高血圧症、動脈硬化症のお話しです。
1970年代後半に、無散瞳眼底カメラが最初に開発されて以来ずっと、健診での眼底撮影と言えば、高血圧・動脈硬化が、メインの疾患でした。私も昔、眼底カメラの研修では、眼底写真で、高血圧や動脈硬化が判る
のだと、教えられました。しかし健診の眼底撮影で、高血圧、動脈硬化、高脂血症が、発見される訳ではありません。
だって血圧測定すれば、高血圧かどうかなんて、簡単に判りますからね。わざわざ、眼底写真を見ながら、動脈と静脈の太さの比がどうのなどと、読影して判定する必要は無いのです。そうではなく、高血圧・動脈硬化症
の患者さんの経過観察に、眼底撮影が有効である、というお話しなのです。
理由は、眼底写真では、病気の血管の状態を直接診ることが出来るからです。
つまり、眼底での病気の進行状態を、眼底写真で確認・追認することが出来る
ようになります。これは糖尿病も、同じですよね。眼底側から診ると、です。
内科の先生から、
「やはり動脈が細くなっているので、高血圧の特徴が、眼底にも出ていますね。」(シェイエH分類)
⇒「動脈と静脈の交差現象が起きているので、動脈硬化も進んでいますね。」(シェイエS分類)
(※脳卒中等が、心配ですね。)
で、このまま、高血圧や動脈硬化の内科治療を怠ると、糖尿病網膜症の時と同様な流れで、、、、
⇒「出血斑や白斑が見られるので、高血圧性網膜症の可能性があるので、眼科を受診して下さい。」
という結果になってしまいます。以下、以前の糖尿病網膜症の時のお話しと、同じ流れになります。
つまり、「レーザー光凝固」 ⇒ 「網膜・硝子体手術」 ⇒失明? でしたね。
ただ、病気の名称が変わりますかね。 高血圧や動脈硬化が原因ですと、「網膜静脈閉塞症」とか、
「中心静脈閉塞症」、「黄斑浮腫」と言われるかも知れません。「黄斑浮腫」の場合は、最近はルセンティス
(抗VEGF薬)とかトリアムシノロン(ステロイド)などの眼内薬物注射の治療法も、出て来ていますね。
(※でも負担、かなり高額ですよ!)
いずれにせよ、「内科での診断や治療が重要である」という点で、糖尿病と同じく、高血圧症や動脈硬化も、
眼底撮影による経過観察が、重要な病気である訳なのです。

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