眼底撮影で判る、緑内障Ⅳ

 健診用眼底カメラの無償レンタルを、まだ続けております、眼底メディカルです。

いつもこのブログをご覧頂き、誠に有難うございます。

 

怖い緑内障のお話しの続きです。(現代失明原因の第一位) 

健診の眼底撮影で発見されてしまった緑内障患者さんの、経過を追っておりますが、

どうも突然の急激な眼圧の上昇で、頭痛・吐き気が、治まりそうにありません。

急性緑内障発作のようですが、結構あるみたいですね。

何でも最近は、点眼もしたりしなかったりで、ある日突然、頭痛や吐き気がして来て、あわてて近所の内科を受診したみたいですが、鎮痛剤をもらって飲んでも効果が無く

眼痛もあったので、眼科も受診してみたらしい、とのことでした。

何故か、眼科の先生は、すごく怒っていたそうです。眼圧も、60mmHg 以上もあったそうです。

「ちゃんと薬をつけていなかったのですね? もう手術するしかないですよ!」 

緑内障の手術って、最後の手段だったんですねえ。うまく眼圧が下がるといいのですが。

 

という訳で、緊急の緑内障手術を受けることになりました。従来からある緑内障手術のやり方は、

レクトミーとかロトミーが一般的だと思いますが、要は眼内の水を抜いて、眼内圧を下げてやろう、

とする手術です。しかしながら、緑内障手術が出来る眼科施設は多くはなく、結構限られていますよ。

どこでも可能という訳ではありません。また、施設により術式も異なりますし、昔は手術の流派みたいな

流れもあったと思います。叱られるかも知れませんが、その点は、現在の白内障・IOL手術の状況とは

やはり異なりますね。

白内障・眼内レンズの手術は、今の日本国内であれば、どこで受けても、ほぼ同じ内容ですから、、、。

(※私も医療器械屋さんとしまして、手術の器具も、全国に色々と販売しておりましたもので、、、。)

 

で、この写真の器具が、今回の手術で使用された現在最新流行の、緑内障手術用インプラント器具です。

「エクスプレス」という商品名で、米国アルコン社より販売されています。薬事承認も、つい最近でした。

この全長わずか2.6mmのステンレス製の小さな器具を、眼の白目の部分に埋め込みまして、眼内の房水が

眼外に排出されて眼圧が下がる、というしくみのインプラント手術器具です。詳しくは、ネットで調べて

みて下さいって、いつもこればっかりですね。どうもスイマセン。(私しゃ、医者じゃあないんで、、、)

 

幸い、この緑内障手術のおかげで、この患者さんは、眼圧も下がり、何とか失明を防ぐことが出来ました。

しかしながら、緑内障という病気は治る訳ではないので、どうして途中でお薬(点眼)を止めてしまったのか、

残念です。もしちゃんと続けていたら、手術にまで悪化させることは無かったと思うのですが、、、、。

皆さんも、お気をつけ下さいませ。