眼底撮影で判る、緑内障Ⅲ

 今年も健診用眼底カメラの無償レンタルを続けております、眼底メディカルです。

毎度、このブログをご覧頂き、誠に恐縮であります。

  

健診の眼底撮影で、緑内障が疑われ、眼科で緑内障が確定してしまった患者さんの、

お話しの続きです。緑内障とは、何らかの原因により、視神経が障害されて、視野の

障害が起きて、最後には失明してしまうという、進行を抑えるしかない病気でした。

 

緑内障と診断されますと、治療が始まる訳ですが、いくつかの治療方法があります。

まずは、眼圧を下げるお薬が処方されますね。点眼薬や内服薬などが、症状に合わせて処方されますけれど、種類も多く、色々副作用がある場合もあります。何でこんなに薬が必要なんだ!と、きっと思ってしまいます。でも放って置きますと、緑内障はどんどん進行しますので、お薬は、一生のお付き合いと思って、飲み続けなければいけない

ようです。進行を抑えるために、常に眼圧を下げておく必要があるのですね。

 

で、緑内障の症状が、更に悪化して来たりしますと、眼圧を下げるために、レーザー

照射や緑内障手術が行われます。写真は、その処置のための、QスイッチパルスYAG

レーザー装置です。定価は、1000万円近くもしますよ。

 眼科用のレーザー照射装置は、大きく分けて2種類あるのですが、ひとつは網膜を広く凝固するための光凝固レーザーで、主に糖尿病網膜症などの治療に使用されます。

そしてもうひとつが、緑内障などで使用される、眼内を切るレーザーである、このYAGレーザーです。

レーザーの種類(波長)も、もちろん違うのですが、その作用も、まったく違うレーザーなのです。

眼科用YAGレーザーは、緑内障の他にも、後発白内障の処置(手術?)にも、使用されます。

他科でもYAGレーザーは使用されますが、皮膚科では、アザやシミを取るために使用されたりします。

 これに対し眼科では、スリットランプという光学顕微鏡を通して、眼内部位の切開に使われます。

 ですから同じYAGレーザー装置と言いましても、まったく別種の機器だと言えますね。

 

眼科用YAGレーザーでは、選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)や虹彩切開術の処置に使用されます。

いずれも眼圧を下げる処置なのですが、方法・目的は異なります。詳しくは、ネットでお調べ下さい。

また厳密に言うと、上の2種の処置は、別種のYAGレーザーでの処置なのですが、1台で両方の処置が

可能なYAGレーザー装置が増えているので、まあご勘弁下さい。(※Qスイッチか、半波長か、)

その処置自体は、眼科の外来で行われます。多分、何台も同じような器械が並んでいる暗室内でしょうね。

YAGの納品やデモの際には、額当ての部分に自分の名刺をテープで貼って、パチンパチンと、レーザー

照射の試し打ちをしましたね。 え?、パチンパチンですか? YAGは、点で切るレーザーですから。

 

更に、それでも眼圧が下がらない場合には、緑内障手術という形になります。しかしその手術方法にも、

いくつかの種類・方法があり、またうまく眼圧が下がるかどうかも、実は、やってみなければ判りません。

、、、、先生に叱られちゃいますね。でも、本当のことですから、、、、。

その意味で、緑内障の手術は、最後の手段と言えるかも知れませんです。(次回へ、)