眼底カメラの無償レンタルを始めております眼底メディカルです。いつもブログをご覧頂き、
誠に有難うございます。
内科クリニックの先生に、無散瞳眼底カメラの見積り書を提示させて頂きますと、「この
電動光学台って、何?」と、よく聞かれます。眼科業界では自明の器械でも、科が変わると
ほとんど知られていない、ということは良くあります。この「電動光学台」も、その代表的な
器械でしょうね。写真で言いますと、上がウチの眼底カメラレンタル機でして、それが乗っている下のテーブル、これが電動光学台です。内科の先生に言わせると、「ただのテーブルじゃあないか。」であります。それが何でこんなに高いのだ!とも、実はよく言われます、、、、。
(※定価で、15万円ぐらいします。)
ですから、ウチのレンタルでは、眼底カメラ本体に、最初から含めてしまっております。
眼科の検査機器のほとんどは、光学機器で、その光学機器を乗せる台なので、光学台と言う
と、教えられました。その台が電気の力で上下するので、電動光学台と言うのだそうです。
どうも、眼科機器業界の造語のようです。何故なら、理化学実験機器の業界で、光学台と言い
ますと、様々な光学系(レンズ類)を配置したり、光学距離を変更して実験をするための、実験
用台(ステージ)のことを、光学台と呼ぶからです。全然違いますよね?
内科の先生がご存知ないのも、しようがありません。
しかし、どうせただのテーブルだろうと、軽く見てはいけません。実際の眼底カメラ撮影の流れの中で、
光学台が原因で、結構大変なことになったりするからです。
一番よくあるトラブルは、車いす患者さんの検査の場合です。多くの場合、テーブルは上下するのだから、
車いすごと、すっぽりとテーブルの下に収まり、眼底撮影は可能であろうと、思いがちです。
ところが実際やってみますと、車いすの前輪が、電動光学台の足に当たって、前に行かないのです。
患者さんは顔を、前方眼底カメラのあご台に乗せることが出来ないため、急きょ、別の椅子に乗り換える
必要が出て来ます。(看護師さんが、うんこらしょ!と、患者さんを乗せ換える作業ですね。)
そこで最近では、車いす対応の電動光学台が、少々値段は張りますが、発売されるようになって来ています。
また、腰の曲がったお年寄りの患者さんの場合も、結構やっかいだったりします。電動上下で、顔の高さは
合っているのですが、前方のあご台に顔を乗せることが出来ない(おでこを、額当てまでぴったり付けることが
出来ない)のです。こうなりますと、頭部がぐらついてピントが合わず、きれいな眼底写真が撮れなくなります。
普通の患者さんは、背中をまっすぐ斜め前方に傾けて、顔をあご台に乗せる訳ですが、腰の曲がったお年寄りは、
これが出来なくなるのです。(ずっと正座を続けて来た、おばあちゃんが多いでしょうかね。)
そこで看護師さんは、二人掛かりで、患者さんが座っている椅子ごと持ち上げて、前方に平行移動させる手段を
取ります。これも大変ですね。でもご安心下さい。こういうトラブルに対応するため、光学台の天板だけが、
手前側に平行スライドしてくれる、大変便利なスグレモノ電動光学台も、現在は発売されているのであります。
ということで、単なる電動光学台といえども、運用に合わせて、充分吟味・検討する必要があるのです。

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