健診用眼底カメラの操作者と設置場所が色々で、、、Ⅲ

 眼底カメラの無償レンタルを始めました眼底メディカルです。いつもブログをご覧頂き、誠に

有難うございます。今回は、色々な検査機器がある中で、何故か、健診用眼底カメラは、様々な

病院スタッフが操作を行っていて、その理由は、眼底カメラの普及の歴史に関係が有るらしい?

というお話しをさせて頂いております。

 

無散瞳の眼底カメラは、1980年代初頭に普及が始まったのですが、前回ブログでも申し上げた通り、集団健診から始まりました。(公民館等で開催されるのですが、最近は少なくなりました。)

健診車に検査機材を積んで、町から町へと移動したので、移動健診とも言われておりました。

この健診車に、無散瞳眼底カメラが積み込まれた訳です。私どものレンタル品の中に、眼底カメラ

用の簡易暗幕がありますが、これは、当時の集団健診の名残りですね。

で、この時の眼底カメラの操作者は、というと、放射線技師さん達でした。つまり、無散瞳眼底

カメラの操作は、健診車に乗った、男性の放射線技師さん達から始まったのでありました。

  

その後、更に無散瞳眼底カメラの有用性が広まり、病院へと、普及が広まって行きます。病院に

納入されるようになりますと、操作者は、男性の放射線技師さんから、女性の臨床検査技師さんへ

変わって行きました。理由は、患者さんの検査入退出の関係で、レントゲン室内に眼底カメラを

設置するよりは、心電計やエコーのそばに設置する方が検査がスムーズ、ということで設置場所が変わり、

操作する担当者も、女性の方が良かろうと、変わったのだろうと思われます。また、眼底写真が、現像の

必要な35mmフィルムから、現像不要のポラロイドフィルムに変わったことも、変更の大きな要因であった

と思います。(※私の推測ですが、)

  

そして更に、健診が、クリニックレベルでも実施されるようになりますと、内科クリニックにも、眼底カメラが

導入されるようになりました。ところがクリニックによっては、放射線技師さんも臨床検査技師もいらっしゃらない

という施設状況があります。スタッフが、医師の他には、受付事務の女性と看護師さんだけ、という施設ですね。

このようなクリニックにも、当時は、眼底カメラが導入されたのです。熱気があったのですね、、、、。

ここで登場するのが、看護師さん、という訳です。ようやく看護師さんが、操作者に加わりました。

そして設置場所も、暗がりがあればどこにでも、になりました。看護師さんも色々やらねばならず、大変でした。

   

その後、健診・ドック業務が中心の、総合健診センターが全国各地に出現して、眼底カメラが、視力計や眼圧計とが

セットで、必ず導入されるようになって行きます。

 

このように、無散瞳眼底カメラは、その普及の歴史過程とともに、操作者、設置場所を、状況に合わせて変化させて

来たのでした。ですから、様々な操作者、様々な設置場所が、現れることになった訳なのです。

写真は、1980年代当時の、無散瞳眼底カメラの一例で、トプコンのTRC-NW3の写真です。眼底カメラの導入に、

熱気が感じられた時代でありました。