OCT装置の可能性について

 眼底カメラ無償レンタルを始めました、眼底メディカルです。良く

判らないブログをご覧頂き、誠に有難うございます。

 

前回までのブログで、OCTという、すごい診断装置が現れて、従来の、眼科専用の眼底カメラは、駆逐されるかも知れません、という

ようなお話しをさせて頂いております。

 

単なる眼科用の3D断層撮影装置にとどまらず、造影剤を使用しない血管造影撮影や、もっとすごいのは、読影解析まで、やってくれ

ちゃうんです、というようなお話しでした。

ということで、OCT装置は、現在の眼科分野で、大ブームになって

おりまして、実はもはや、OCT無しでは診断が出来ない、という

ような状況にまで、広く浸透して来ています。

 

写真は、OCTの検査レポートの一例です。左上にカラー眼底写真が

あって、矢印線が引かれていますが、この線の部位で、右側の断層画像が

スキャン撮影されたことを示しています。

眼底 の網膜という組織は、いくつかの層になっているんですが、その層ごとの

3D画像が、眼底写真の下に、表示されていますね。

 

で前回、OCT装置は、読影解析までしてくれる、とお話しさせて頂いたのですが、

この表現は、少し大げさな言い方かも知れません。実際にOCTがやっているのは、

各層ごとの層の厚みを計測して、その値を、日本人の正常値と比較を取っている

ということだけです。しかしながら、出てくる結果には、驚くべきものがあります。

要は、正常値に近いのか、正常値より薄くなっているのか、ということなのですが、

この結果により、症状が現れる前に、緑内障を発症する可能性が高いかどうかを、

グラフや色で、表示してくれるようになりました。つまり、超早期診断なのです。

緑内障という、眼科では超メジャーな疾患で、進行予測が可能になってしまいました。

この衝撃的事実により、OCTは、眼科分野において必須の診断装置になった訳です。

ここ数年間の出来ごとです。

 

で、当然のことながら、緑内障だけではなく、様々な眼科疾患において、OCTを用いた

診断の研究が進んでいます。多くの対象のひとつに、当然、糖尿病網膜症もあるのです。

何ですか、だんだん、無散瞳眼底カメラに近づいて来ましたね。(次回へ続く、です。)