眼底カメラ使用時のトラブルについて、対物レンズⅡ

 眼底カメラレンタルの眼底メディカルです。もう間もなく、8月が終わります。

健診シーズンである9月が始まる訳ですが、眼底カメラのレンタル業という、今まで

無かった、まったく新しい仕事を始めた私にとっても、生き残って行けるのかどうか、

勝負の月になると思われますが、さてさて、、、、。

 

で今週は、眼底カメラ使用時のトラブル事例について、ご紹介させて頂いているのですが、

前回は写真に写り込んだ対物レンズの汚れの、クリーニング方法について、ご説明させて

頂きました。読影医の先生が、撮影した技師さんを、叱ることもあると思います。

1枚の写真だけでは、病変なのか、レンズのゴミや汚れなのかは、なかなか判らないところで

あるからです。

糖尿病網膜症の判定に広く用いられている分類法に、Davis分類があります。日本眼科学会や

糖尿病眼科学会のホームページでも、この分類法による網膜症が、示されておりますが、

網膜症なしから、単純網膜症への判定基準に、出血班や硬性白斑があるもので、対物レンズの

汚れ写りと、まぎらわしい訳です。

対物レンズの表面汚れ(ゴミ付着)による白点は単純網膜症の硬性白斑と、カメラセンサー部や

ミラー部分の黒っぽい点や汚れは、出血班と見間違いやすい現象です。

単純網膜症は、患者に自覚症状がありませんから、この写真が、眼科受診を勧めるかどうかの、

カギになる訳で、先生が怒るのも判る気がしますね。

ちなみに白い汚れは、フラッシュランプより前方側の汚れ(ほぼ対物レンズの汚れ)で、黒っぽい

汚れは、フラッシュランプより後方の光学系の汚れ(カメラセンサーとかミラーとか)になります。

白黒の違い、ご理解頂けますでしょうか?